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  • 社説:潮目
  • 24.04.06

費用の妥当性を説明する 求められる理論的なアプローチ

 Z世代への入れ替わり、さらにアフターザパンデミックの意識変革によって、新規来館カップルの傾向も様変わりしている。結婚式実施を前提に結婚式場探しをする人だけでなく、フェアに参加はしたものの現状で結婚式実施を決断しきれていない層も増加。また、コロナ禍で結婚式の列席経験すらないため、これまで当たり前に通用していた言葉の意味も分からない。そんな状態のため、来館動機も何となく写真が気に入ったからという漠然とした理由で、複数の来館先のスタイル、テイストがバラバラというカップルも目立っている。
 今号のベック大前氏の連載でも指摘されている通り、2月のゼクシィ改変によって、ネットのメニューには少人数婚の商品構成が拡充された。フォトギャラリーのカセットは、通常のものプラス少人数用が新たに追加され、管理画面上で少人数志向のカップル向けのチェックボックスが設けられた。多くのカップルに結婚式実施の選択肢を与えていく反面、少人数化の流れをさらに加速化させることになる。端から多人数を考えていないカップルが増えれば、会場としても少人数をフックとして多人数に切り替えていく接客が通用しなくなる。
 来館するカップルの意識が変化している以上、新規接客にもアップデートが求められる。ハードのみで十分に勝負出来るごく一部の会場を除けば、結婚式を体験したことのない2 人に、より具体的かつ丁寧な説明をしていくことが重要だ。エモーショナルで感情に訴えかけるような接客だけでなく納得できる理論的なアプローチもしなければ、決めきれなくなっている。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、4月1日号)