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  • 社説:潮目
  • 24.03.11

コロナ終息も婚姻数回復せず、少子化対策次第

 厚生労働省は2 月27日、令和5 年(2023年)12月分の人口動態統計速報を発表した。1月~12月の累計を見てみると、出生数は75万8631人で対前年4 万1097人の減少でマイナス5.1%となり過去最少。婚姻件数は48万9281組で対前年比3 万0542組減少のマイナス5.9%。一方、離婚件数は、18万7798組となり、前年比4695組増加の2.6%という結果になった。婚姻数はコロナ前の2019年の61万5652組から比較するとマイナス20.6%で、12万組以上減少していて、コロナ終息によって期待されていた婚姻数の回復は程遠い状況だ。一方で離婚数は、2019年の21万2955組の水準に迫る増加となっている。
 結婚紹介サービス大手のオーネット(東京都中央区)は1 月4 日、新成人618名(男女各309名)を対象とした、【恋愛・結婚に関する意識調査】を発表した。新成人で将来結婚をしたいと回答したのは全体で78.0%(内訳・男性73.2%、女性82.8%)。コロナ禍の2 0 2 1年には73.8%にまで減少したものの、それ以降は75%を超えている。これは数年後に向けて期待を持てる数字であるが……。ちなみに現在の適齢期である30歳が新成人であった2014年を見てみると、結婚したいと回答したのは80.4%もあった。当時から減少しているとは言え、成人段階では結婚に対する意向は決して低くないことが明らか。もっとも、実際の婚姻数は大きく減少してしまっているわけだ。
 同じ調査で結婚したい理由も聞いてるが(複数回答)、一番多いのは「好きな人と一緒にいたい」で57.1%。続いて「家族がいると幸せだと思う」53.5%、「子どもが欲しい」34.9%になっている。また結婚したら子どもが欲しいかという質問に対しては、男性は54.7%が欲しい(欲しくない16.8%、分からない28.5%)、女性は6 3 . 1 %( 欲しくない16.8%、分からない20.1%)となっている。つまり結婚において、【子ども】の影響は決して小さくないと言える。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、3月1日号)