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  • 23.11.30

DVDからオンライン納品へ【Bmas】

 これまで映像商品を新郎新婦に納品する場合、DVDが一般的であった。もっとも再生機器を持っていないユーザーも増えていることで、それに対応するオンラインを用いたアップロード方式が求められていたものの、そこには配信に係る音楽著作権のハードルがあった。一般社団法人Bmas(東京都港区)は11月16日、アップロード納品と著作権の課題をクリアしたサービスを発表した。顧客満足を叶えつつ、適法利用を担保するそのシステムの概要とは。

3年前から開発に着手
 11月16日、Bmasはアニヴェルセル表参道にて、映像商品の新たなアップロード納品システムの説明会を開催した。同法人は3 年前に設立。コロナ禍に注目された、オンラインを用いて結婚式をライブ配信する際に、関わってくる音楽著作権を処理するシステムを展開している。今回は3 年前から開発に着手してきた、映像商品のオンライン納品を実現するために、公衆送信権、送信可能化権をシステム内で一括に申請処理できるサービスを発表した。
 同法人代表理事の夏目哲宏氏は、「自宅に再生する機器もないという新郎新婦は増えていて、アップロードで納品できないかという業界の声はこれまでもありました。もっとも音楽著作権には高い壁があり、例えば日本レコード協会の定めているルールによると、YouTubeやギガファイル便などで音楽著作権に関係する楽曲の含まれたデータの送信が認められていない。誰に対して納品したのか分かる、自社で管理するサーバーが必要となっています。当然自社で管理サーバーを持つには投資も必要となり現実的ではない状況で、今回こうした条件のすべてをクリアしたサーバーを開発しました。申請代行機能も備え、適正な許諾を取りつつアップロード納品を実現できます。来年の1月下旬にはシステムが完成し、3 月までには正式にリリースする予定となっています。」
 アップロード納品のシステム概要とは。ブライダル、映像制作事業者が各種映像を作成し、同システムにアップロード。市販楽曲の含まれている場合には、システム上で使用楽曲を指定し、いくらの著作権料が発生するという処理を行い、使用料を支払うという流れだ。
 日本レコード協会、NexToneの管理楽曲については、これまでのように使用の可否、使用料を事業者で対応する必要はなくなり、システム内で処理される。JASRACの管理楽曲については、現時点では枠外となるため、年に4 回四半期分をまとめたJASRACに申請するための書類が発行され、事業者はそれを持って別途支払いを行う。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、11月21日号)