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  • 23.08.22

《GOOD WEDDING AWARD 2023》余命半年の父と新婦の夢 前撮り提案で想いを繋ぐ

“特別感”を出さない前撮り
 ララシャンスガーデン東京ベイの藤縄裕子さんは、プランナーキャリア1 年。経験の浅い中で、新婦とお父さんの夢を叶えるために様々な提案を進めた。
 結婚式を控え順調に打合せを進めていたある日、新婦から1本の電話が。震える声で「父が癌で、余命半年と宣告された」という。涙を流しながら「ドレス姿を見せてあげたい」と話す新婦に対し、「今できる精一杯のことを一緒に考えましょう」と返したものの、キャリアが追いついておらず、気持ちだけが先走っていた。先輩スタッフに相談したところ、模擬挙式を提案された藤縄さん。素敵なアイディアと感じながらも、気がかりになっていたのは、「自分のために特別なことはしないでほしい」というお父さんの考えだった。“特別感”を出さず、夢であるバージンロードを一緒に歩くことを何か他の方法でできないか模索した。
 そんな時、他のカップルが会場内の前撮りで親と一緒に撮影している様子を見た藤縄さん。これを見てひらめき、担当カップルにも前撮りを提案し、その中でバージンロードを歩くシーンを自然と入れられるのではと考えた。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、8月1、11日号)