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  • 23.08.21

《GOOD WEDDING AWARD 2023》結婚式まで1072日間の道のり 待つ時間は相手を想う時間に

コロナで中止も検討
 準グランプリに輝いた松浦さんは、カップルと一緒に待ち続けた、結婚式までの1072日のストーリーを語った。
 担当した2 人は当初、2020年春に結婚式の予定だったが、コロナの影響で半年後に延期。その後新婦の妊娠も分かり、出産予定日は翌年の2 月だった。結婚式と出産という明るい未来に、2人はもちろん、松浦さん自身も期待が高まっていた。そんな矢先、「妊娠中の妻がドクターストップになった。キャンセル料はどれくらいか」という新郎からの電話が入った。様々な不安から新婦も精神的に落ち込んでしまい、結婚式の話をできる状況ではないとのこと。一通り話を聞いたうえで、中止ではなく日にち未定の延期を提案した。
 プランナー歴12年の松浦さんだが、日にちを決めずに延期するのは初。向かうべき日程がなくなることは、2 人の目標が見えなくなることでもあり、連絡のタイミングも図りにくくなる。それでも最善の言葉として、「いつでも待っています」と2 人に伝えた。
 2020年12月、松浦さんは2 人の新居が完成したことをSNSで知った。「新しい家で素敵なクリスマスを」とメッセージを送ったものの、返信は来なかった。翌日2 人の友人から知ったのが、子どもが予定日より早く産まれたこと。このまま音信不通になってしまうのではとの不安もあったが、早産と知った2 ヵ月後、SNSを通じて2 人とのやりとりができた。ようやく伝えられた「出産おめでとうございます」に対して、「結婚式は松浦さんにお願いすると決めています」との返事も。待ち続けた後に聞けた2 人の声に、松浦さんは胸がいっぱいになった。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、8月1、11日号)