NEWS

ニュース

  • プランナー
  • 23.08.21

《GOOD WEDDING AWARD 2023》結婚を応援できない母親 関係性の構築をサポート

母として子育ての“後悔”
 クリエイティブ賞を受賞した徳永さんは、結婚を機に関係性のギクシャクしてしまったお母さんと新婦が、式までに歩んだ道のりを発表した。
 初回の打合せで、カップルのこれまでをヒアリング。そこで見えてきたのは、新郎と新婦の選択の仕方が正反対ということだった。新郎は野球一筋で甲子園の出場経験もあり、常に自分の意思で選択をするタイプ。一方で、親が共働きで祖父母に育てられた新婦は、忙しい親の顔をうかがいながら、親のことを第一に考え決断をしてきたという。
 そのうえで新婦は徳永さんに、「お母さんに私たちの結婚を応援してほしいけれど、なかなかうまく進んでいない」ことを打ち明けた。結果的に結婚を認めてもらえないまま、実家を出て行くようなカタチになってしまったという。
 単に結婚を反対しているのではなく、愛娘の結婚に、気持ちの整理がなかなかつかないのではと感じた徳永さん。「お母さんに認めてもらい、結婚式を夫婦の始まりにしたい」と話す新婦の強い意志もあり、プランナーとして覚悟を持って導いていく決意をした。
 結婚を認められない理由をお母さんから聞くために、試食会に一緒に参加してもらうようお願い。来館当日、お母さんの表情は固く、会話もスムーズには進まなかった。そこで、胸の内を聞くために2 つの段階を踏んだ。1 つ目はシチュエーション。試食でお腹も満たされたのち、結婚を1 番実感できるチャペルへ案内。新婦はあえて席を外し、胸の内を明かせるような環境を用意した。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、8月1、11日号)