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  • 社説:潮目
  • 23.07.08

時短GMも誕生したノバレーゼの人事制度設計

 前号で特集したノバレーゼ(東京都中央区)は、人事制度設計においても定評がある。実際に働く人たちの声に応じる形での制度設計を進めてきたからこそ、形骸化することなくスタッフのモチベーションアップに寄与している。これはごく当たり前のことではあるものの、制度ありきになってしまっている企業が多いのも事実。その点で、人に合わせて制度を作っていく同社の対応は、その意義も高まっていく。例えば北関東・東北エリア長の笹岡知寿子氏の時短エリア長としての働き方は、出産育休明けで小さな子どもを抱えているママスタッフが直面していた課題を、どのように解消していくかを主眼に置いた形で進められた。
 「時短制度でいうと、以前であれば管理職が土日を休めるような雰囲気ではなかった。それもあって、エリア長が時短というのは社内の慣習的にもあり得なかったわけです。管理職であっても時短での働き方はあってもいいのではと言った時には、反発する人もいましたから。責任者が、忙しい土日にいないのはおかしいと。ただ、今後ママさんスタッフはどんどん増えてくる中で、働きやすい環境を整えつつ選択肢を持ってもらうことは大切で、それは管理職であっても同様。土日は絶対に来なければならいという風潮自体、時代の流れとしてまずいのではと思うこともあり、笹岡から直接子育ての状況をヒアリングしながら、時短エリア長としての働き方を決めました。」(荻野洋基社長)
 どうしたら働きやすくなるのか。荻野社長自身が直接本人から状況を聞いていったことは、大きな意味を持つ。トップ自ら現状の課題を把握すると共に、新たな制度を運用していく上で社内に対しての説得力も大きいのは当然。初の時短管理職になった笹岡氏自身も「一緒に作ってくれた」と語っており、だからこそその信頼に応えようという思いも強くなっていく。さらに、笹岡氏がロールモデルとなり、同じように時短の管理職がその後も誕生している。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、7月1日号)