NEWS

ニュース

  • 社説:潮目
  • 23.06.16

最初に何でも話せる、聞いてもらえる関係性を

 BIA(東京都中央区)は6月8 日、4 年ぶりにThe Master of Bridal Coordinatorコンテストを開催した。当日は論文審査を勝ち抜いた10名のファイナリスト達が、接客ロールプレイング試験に臨んだ。10分という持ち時間の中で新郎新婦に見立てた俳優を前に接客を披露するわけだが、多くの審査員、見学者を前に手が震えるほどの緊張感のある中で、ファイナリスト達は日ごろの接客スキルを披露していった。
 グランプリ、上位3 名に授与されるマスターの称号が誰に輝いたのかについては次号で紹介するとして、審査員を務めながら感じたのは新郎新婦との関係構築の重要性。わずか10分という時間で、俳優相手とはいっても舞台上で初めましての相手にどれだけ安心感を与えられるか。実際接客者によって、俳優の表情や話し方も大きく変化し、よりフランクに話のできる空気感を作った人が上位に輝いたのも頷ける。
 接客ロールプレイングでは、毎回様々な設定がされている。今回のテーマは、SNSなどで結婚式開催に対する賛否両論の情報を見ていたことで、そもそも結婚式を実施するかどうかも決めかねているという2 人だ。そのためアンケート用紙の人数や時期、挙式スタイルの希望も全て『未定』と回答されている状況からロープレがスタートする。
 「結婚式をするか、しないかで迷っている」という設定に対して、一生懸命結婚式を実施するべきと語るファイナリスト達。時には親のために、時には結婚式の意味を語りながら。少しでも結婚式をしたいと感じたのであれば、当日の素敵なシーンを連想させて気持ちを高めていこうとする参加者もいた。何とか結婚式を実施してもらいたいという熱い想いは素晴らしいものだ。ただ、2 人を説得しようとすればするほどに、コミュニケーションは一方通行になっていく可能性も高まる。だからこそ、何よりも重要であったのが、一番初めのタイミングでどこまで信頼関係を作れるかどうかにあった。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、6月11日号)