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  • 23.04.18

宿泊・移動手段の手配も重要になる【BLISS WEDDING】

 BLISS WEDDING(東京都渋谷区)のプランナー・葉山泰子氏は、2020年に5000万円相当になる香港カップルのディスティネーションウエディング(インバウンドW)の施行を受注していた。前年から準備を進めていたものの、コロナにより結婚式自体は中止に。とはいえ、外国人や国際結婚カップルの日本国内におけるウエディングプランニングの実績を背景に、現在でも問い合わせが舞い込んでいる。
 円安、コロナの収束によってインバウンド需要が増え、今後は外国人の日本におけるディスティネーションWの増加に期待も高まる。こうしたWは、日本ならではの海、山、森といったロケーションを求めてくる。フリープランナーの活躍の可能性も広まるが、その需要をいかに獲得し、さらにどのような対応が求められているのか。
 「ディスティネーションWには、大きく2 つのタイプに分かれます。一つは海外のプロフェッショナルプランナーが日本に連れて来るケースで、その場合には数1000万円のレベルとなります。日本滞在は1 、2 週間で、人数も60名~100名。ラグジュアリーホテルでの宿泊、移動手段、結婚式の前後のアクティビティも含めてプランニングしていきます。もう一つは個人の新郎新婦からの依頼で、新郎新婦2 人だけもあれば、20名前後の少人数というケースも。予算に関しても様々です。」(葉山氏)
 前者の獲得のためには、海外のプロとのネットワークが必要である。葉山氏は2016年、世界のミリオンクラスも含めたトッププランナー60名が集う、バリ島でのファムトリップに日本代表として初めて参加。そこで築いたネットワークを生かして、定期的な情報交換を行い、日本での希望があれば随時対応している。
 さらに、この事例をインスタグラムや自社サイトで発信することにより、個人からの問い合わせも舞い込む。ディスティネーションWの英語のハッシュタグもつけて投稿し、そこから検索してDMで連絡が入ってくる。英語版のサイトを用意している点も大きい。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、4月11日号)