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  • 23.03.08

〔無人受付システム〕 《活用事例を検証》ご祝儀の電子決済【トキノスタンス Style Division R&D マネージャー 五十嵐悠氏 × aedam エシカ エグゼクティブプランナー 仁藤奈甫子氏】

 トキノスタンス(静岡県静岡市)が提供している無人受付システム【entele】(エンテレ)。このシステムはご祝儀の電子決済機能や、QRを提示したゲストに対して新郎新婦からの1to1メッセージも流れる機能を搭載している。同社のマネージャー五十嵐悠氏と、システム受注率も高まっているaedamの運営するエシカ(愛知県岡崎市)のエグゼクティブプランナー・仁藤奈甫子氏の対談3回目は、様々な機能の効果と共に、BtoCシステムで起こりうるトラブルを語りあった。

 五十嵐「ご祝儀の電子決済利用はいかがでしょうか。」
仁藤「オンライン決済を活用する人は、エンテレを導入した結婚式の中で80%程度になります。もっともご祝儀袋に入れて紙幣で持参してくる人もいますので、当社ではオリジナルで作成したウエディングポストに入れてもらっています。その点では、受付も完全無人化にするのではなく、それまで新郎新婦側双方で2 人ずつ4 人だったのを、1 人ずつ2 人に減らして、鍵のついているポストを受付に置いて案内するのが一般的。ハイブリッドで柔軟に対応できる仕組みとして活用してもらっています。」
 五十嵐「システムに搭載している、受付時に出る新郎新婦からの1 to 1 メッセージの評判はいかがでしょうか。」
 仁藤「前々回の紙面でも紹介した実際に活用した新郎が話していたように、受付が無機質にならないサービスとして非常に効果的だという声は多いですね。結婚式に参列するゲストに対し、来館して一番初めのタイミングにメッセージを表示することで、ゲストの温度感も高まります。また、受付後の導線の案内にも効果的。最近増えている人前式の演出として、式で使用するためのスタンプを押すという作業や、ドレス当てへの参加などを依頼するメッセージも表示できます。これまでは、受付担当またはスタッフから、ゲスト一人ひとりに対して【次は何をしてほしい】と案内しなければなりませんでしたから。今後の希望としては、定型化した画面だけでなく、例えば背景が人によって変わる、そこにゲストとの思い出の動画や写真を個別に入れられる機能が付けば、さらにゲストへのサプライズ感も高まってくると思います。」
 五十嵐「現在、会場での受注状況はいかがですか。」仁藤「エンテレの案内は、昨年8 月のアイテムフェアに参加してもらったことから本格的に開始しましたが、そのフェア参加者のうち40%が決定しました。受付システムは提案するタイミングが重要で、結婚式の日取りと式場が決定すると、すぐに受付を友人に依頼しているケースも多い。それも踏まえて、現在は最初の見積もり段階から案内するようにしているため、今後は受注率も60%程度にまでなってくるでしょう。」五十嵐「toC向けにWEB招待状を展開している会社が、無人受付システムを一緒に提案するケースもあります。」
 仁藤「こうしたWEB招待状の会社のシステムの場合、持込みになってしまうため、会場としては非常に難しい面もあります。まず、トラブルがあった時に会場側では対応できなくなります。私たちも仕組みを理解していませんし、それを注文した新郎新婦も、当日受付にはいないわけですから。非常に多いトラブルとしては、ゲストがQRコードをもらった気はするけれど、どのツールでもらったのかを覚えていないというケース。メールだったのかLINEだったのか分からずに、QRコードを表示できない状況です。もちろん会場スタッフに言われても把握していないためログインすら出来ませんし、その時間に準備をしている新郎新婦に対していちいち確認しなくてはなりませんでした。WEB招待状と一緒に送ることも多いことから、3 ヵ月以上前となって忘れてしまうのも当然で、その事態に対処するために混乱も生じます。そうした点からも、会場のスタッフがシステムを理解しているエンテレをなるべく提案するようにしています。ちなみに当社では、1 週間前に最終の挨拶と共にQRコードを送り、確実かつ丁寧さを重視しています。こうしたことは新郎新婦では思いつかないことで、だからこそtoB対応のエンテレにより、プロのスタッフが当日のことも踏まえて提案できるのはメリットです。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、3月1日号)