アイ・ケイ・ケイ（佐賀県伊万里市）は来年4月7日、茨城県水戸市の偕楽園月池地区に【The 迎賓館 偕楽園 別邸】をオープンする。カフェ、レストランを運営するほか、週末、土日祝日は結婚式やパーティーに利用。同県の観光開発計画では、観光地に新たな施設を設けることによって、国内観光客のさらなる利用のほか、リピーターも獲得していく狙いがある。今回の事業者選定に至る経緯や、同社ウエディング事業の方針を紹介していく。

観光エリアに賑わいを創出
今回の出店は、偕楽園・その周辺エリアの魅力向上を図る制度に応募し、採用された経緯がある。2019年10月末、県の委託により星野リゾートが『偕楽園・歴史館エリア観光魅力向上構想』を発表した。観光地の魅力向上・課題解決策として、『鑑賞＋体験のコンテンツ拡充』、『飲食や休憩機能の充実』、『話題性・コト消費による回遊したくなる仕掛け作り』などを提案したものとなっている。
それを踏まえて、茨城県では2020年5 月13日～ 7 月15日に、同エリア整備事業の公募を行った。飲食店等の収益施設を通じて、通年型観光地としての魅力向上を目的に、対象面積約1 ヘクタールを最長20年間にわたって、管理・運営する事業者の募集制度である。
（詳細はブライダル産業新聞紙面にて、5月21日号）