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  • 22.04.29

《アニバーサリーのカタチ》バウリニューアルの世界❹【一般社団法人日本バウリニューアル協会 代表理事 木原亜沙子氏】

 今回紹介するのは、2020年秋にバウリニューアルを開催した60歳代のご夫婦です。2 人は再婚同士。バウリニューアルを実施したいと相談にくるのは、60歳を超える人の場合、子供たちからのプレゼントが多いのですが、この年代で自分から相談に来るというのは珍しいケースでした。
 実は奥様が以前、バウリニューアルに列席者として参加したことがあり、自分たちもやってみたいということでした。バウリニューアルはカジュアルに出来ると共に、手紙を送るセレモニーを素敵だなと考えていたようです。旦那さんはどちらかという控えめな方で、普段はなかなか気持ちを伝えられることも少ないということで、これを機会に相手の気持ちを知りたいということでした。会場はご夫婦お気に入りの千葉県のレストラン。セレモニーは20分提程度で、レストランのようにスペースがなくても個室でできるのが特徴です。
 当日は奥様のお母さん、成人を迎えていた2 人の息子さん、また息子さんの恋人も一緒に参加しました。始めは考えていなかったのですが、以前実施した結婚式の時に和装を着たということで、バウリニューアルではウエディングドレスを着用することになりました。ドレスは安いものをネットで購入することを検討していたものの、せっかくであればと衣裳店のレンタルで対応。そのため費用も食事代を別にして、バウリニューアルセレモニーが12万円、衣裳&ヘアメイクで18万円の合計30万円となりました。
 セレモニーで楽しみにしていた旦那さんからの手紙。決して長いものではなかったのですが、二人で夜ご飯を食べる時など日常の些細なことに感謝していると伝えました。普段そうしたことをなかなか言われる機会も少ないため、奥様は感激していました。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、4月11日号)