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  • 22.03.01

連載企画⑪《ウエディングデザイナー養成講座》デザインのヒント、参考材料を集める【全米ブライダルコンサルタント協会(ABC協会)アジア&オセアニア統括代表/㈱ソフィア通商 代表取締役 小原義之氏】

 ウエディングデザインの構築において、これまで発想から具現化まで様々な実例を紹介してきました。前提として、顧客の趣向や考えが反映されることはいうまでもありません。その中でも多くのアメリカの花嫁は人気のテーマ、デザイン、カラーを取り入れたがります。そのため、こうしたデザインの情報収集を欠かすことはできません。
 SNSで様々なデザインを発信されているものの、写真のみではその背景やコンセプトまでは分かりません。センターピースから始まり、その後様々なアイテムを使った吊り下げ装飾、ロングテーブルを使った会場コーディネート、テーブルからこぼれ落ちるフローラルランナー、ラスティックな会場装飾、幾何学的なデザインなど。様々なトレンドが生まれ、同時に花嫁のオリジナリティ志向が加わって、毎年少しずつ進化していきます。
 一方、民族柄やマクラメなどのBOHOスタイルや、ミニマルスタイルなどライフスタイルを自身のウエディングのコンセプトに取り入れる傾向もあります。また、ウエディングのデザインは映画やドラマからも大きな影響を受けるのも大きな特徴。
 2013年公開の「華麗なるギャツビ―」で繰り広げられたパーティーの世界観が話題となり、羽根やヴィンテージなアイテムが人気になりました。英国のドラマ「ダウントン・アビー」からはクラシカルロマンティックなデザイン志向が生まれ、映画「グレイテスト・ショーマン」のデザイン人気と続いています。
 Netflixで配信中の米国ドラマ「ブリジャートン家」が今最もホットなトレンドメーカーとなり、ドラマのロマンティックな色合い・デザインが影響を及ぼしています。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、2月21日号)