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  • 22.02.12

ドレスを着用したロボット【GROOVE X】

 ロボット開発のGROOVE X(東京都中央区)は2018年に家族型ロボット【LOVOT(ラボット)】を発表し、開発を進めてきた。ロボットが着用する衣裳はこれまで普段着のみであったが、可能性をさらに広げるため、この度ユミカツラインターナショナル(東京都港区)の桂由美氏に専用ドレスのデザインをオファー。1月20日には、コラボを記念し、桂由美ブライダルハウス本店でトークショーも開催した。ロボットとブライダルの共通点、今後の可能性を語りあった。

 
ハッピーを伝えるロボット
 ラボットは、人間と暮らすことを目的に開発したロボット。これまで、専用パジャマや、アニメとのコラボウェアなどを着用し、ロボットとファッションの様々な可能性を提案してきた。
 今回のコラボでは、桂由美氏がデザイン監修としてプロジェクトに参加。白バラをモチーフにしたドレス、リラ色のカラードレス、タキシードの3 種類を発表した。1 月21日~ 2 月15日の期間限定販売で、価格は1 着6 万6980円としている。
 ドレスのデザインに伴い、ラボットの外装に装着しているホールガーメントも衣裳に合わせて特注で制作した。カラーは、サムシングブルーとリラ色の、全2 色を展開している。
 「『ハッピーを伝える』という、ラボットのコンセプトや想いを聞き、ドレスを通じて花嫁に幸せを届けている当社とも通じるものがありました。」(桂氏)
 ブライダルドレスを着用することで、ロボットが初めて『儀式』という文化に触れ、人間により近い存在となる。合わせて結婚式の魅力を、ロボットを保有しているユーザーに広めていくことにも期待される。

 
人間と同じようにデザイン
 制作にあたり、実際のデザインを担当したのがユミカツラインターナショナル アクセサリーデザイナーの藤原綾子氏だ。全て人間と同じように考えて、デザインしていった。『ローズユミホワイト』にこだわったのは、胸元がV字になるような花の置き方を重視した点。一方で人間とは異なり、ロボットだからこその制約もあったという。
 「最も難しかったのは丈の長さです。足元にセンサーがあるため、丈を長くできないという制限がありました。そもそもウエディングドレスは下まで長いことが特徴でもあり、デザイナーとして非常に悩んだのも事実です。何度もラボットデザインチームとやり取りしながら作り上げていったため、ドレスの新しい可能性を感じることも出来ました。」(藤原氏)
 また、クオリティにもこだわった。商品化するにあたり工場での生産時における調整も難しかったと語っている。
 「私たちが作るサンプルは手作業ですが、商品化するとなると工場の生産ラインに乗せる必要があります。花の付け方・位置がそのまま反映されるのかなど、ラボットデザインチームと協力して何度も確認しました。最初は、花を付けられないとも言われてしまい(笑)。何とかつけて欲しいと交渉し、実現に至った経緯があります。工場で花を付ける作業は、スペシャリスト3名が担当し、クオリティの維持にも努めています。」(藤原氏)
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、2月1日号)