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  • リゾートウエディング
  • 21.10.24

日帰りグランピング開始【エスクリ】

 エスクリ(東京都港区)は8月、運営する式場ラヴィマーナ神戸の敷地内に保有していたヴィラスタイルの少人数バンケット2棟を、日帰りグランピング施設としてリノベーションした。それに伴い、ブッキングリゾートが運営する全国のグランピング施設・リゾートヴィラに特化した予約サイト【リゾートグランピングドットコム】において、日帰りグランピングツアーの販売を開始した。ランチや土日の利用を中心に、年間1500万円の売上を見込む。

 1年半前に、エスクリがMAで取得したラヴィマーナ神戸。本館と4棟の独立型ヴィラの施設であり、ヴィラでは少人数ウエディングに対応していた。コロナ禍で組数も減少し、本館から歩いて5 分という場所にあり雨天時の移動の手間がかかるため、4棟のヴィラのうち離れている2棟は使用していなかった。
 「ヴィラを有効活用できないかと考えた際に、グランピングに注目しました。神戸でもグランピングが流行っていて、この事業展開であれば収益も見込めるという判断から、今年の4月にヴィラ貸し切りのグランピング企画を立ち上げ、8月にスタートしました。ただ施設が神戸市の土地であり、宿泊については許可が下りないことから、日帰りショートステイのグランピング施設になっています。」(パーティハンターH&R事業本部本部長・小山高央氏)
 リノベーションしたのは、ヴィラ・デ・グラシアとヴィラ・デ・セティの2棟。グラシアは2階建てで、室内は114㎡。近接する神戸空港を離発着する飛行機や船、神戸の街並みを一望できる。室内にはソファセットのほか、卓球台やダーツセットも用意している。セティは90㎡の1階建てで、部屋にはテント、ヨギボーも設置。室内でも子供たちが遊べるような作りだ。
 もともとバンケットとして使用していたが、建物についてはほぼ手を付けていない。家具やテントのほか、BBQセットの購入も含めて600万円をかけてグランピング施設とした。 定員はいずれも4~12名で、ヴィラのみのレンタルが基本。2棟一括レンタルにも対応する。グラシアの利用時間はランチ10:45~14:45、ディナー16:00~20:00。セティはランチ11:15~15:15、ディナー16:30~20:30で、室料は2棟共に2万5000円~5万5000円。シーズンや曜日によって、料金は変動する。
 日帰りツアーでは、この室料に加えて3つのテーマのBBQ料理も用意。ハワイアン(1名4900円)、イタリアン(5500円)、スパニッシュ(8800円)だ。
 「BBQといえばただ肉や野菜を提供して顧客に焼いてもらうといった施設が多い中で、ブライダル運営会社としてここに来なければ食べられないメニューも加えています。」(小山氏)
 例えばハワイアンには、シカゴピザをメニューにラインナップ。デザートもフルーツにグラニュー糖とクッキー生地をかけて焼き上げる、アメリカの伝統菓子コブラーを提供している。イタリアンではゆで卵、パスタ、チーズ、野菜などを生地に包んだ、キッシュのようなティンパーノを組み込んでいる。それぞれプレクックして顧客自身に焼き上げてもらう目玉商品を入れ込むことで、従来のBBQ料理との差別化を図っている。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、10月11日号)