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- 社説:潮目
- 21.09.29
結婚式場を開かれた場に
結婚式はもちろんのこと、子供の初宮詣から、七五三、合格祈願、厄除け、還暦など人生の節目節目の儀礼で神社を利用することは多い。また、年中行事の祭典もあり、そのたびに人々は神社に集まる。先祖の精霊を迎えるお盆には盆踊り、作物の豊作を祈願する秋祭りも行われる。こうした儀礼、祭り以外にも、最近ではパワースポットとして注目されるようになっており、参拝や祈願で神社に赴くのは珍しいことではない。
前号で特集した明治記念館の新儀式殿は、外からもガラス越しに儀式殿内部、ご神座を見ることが出来るため、来館者が様々な機会に参拝・祈願の出来る場所でもある。もともと明治神宮は開かれた場所であるが、一方で明治記念館については総合結婚式場であることから、理由のある時以外に気軽に立ち寄れるかと言えば決してそうではないイメージだった。
これは記念館だけの話ではなく、多くの結婚式場でも同様だ。今回のリニューアルは開かれた儀式殿をコンセプトにしたが、これは同時に記念館全体を開かれた場所にしていくという想いもある。自分たちが誓った儀式殿を望みながら改めて参拝する機会を与えることによって、例えば結婚式を実施した人が気軽にランチで立ち寄るというキッカケにもなる。それ以外にも、何かを祈願したいときに、訪問してもらうことが増えれば、結婚式場が地域の神社のような開かれた場所となり、地域の人たちにとっても心の拠り所になっていく。
開かれた空間であることは、同時に神前挙式の魅力を振り返るきっかけにもなる。地域の人たちが集い、多くの人たちに見守られながらみんなにお祝いをされる。それを見た小さな女の子が、自分も大きくなったらキレイな装いをしてお嫁さんになると憧れを醸成していく。開かれた空間で実施される開かれた挙式には、結婚式を次世代に繋いでいく意味もあるのだ。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、9月21日号)
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