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  • 社説:潮目
  • 21.06.23

オンラインがもたらす改革

 新規、打合せ共に対面形式を敬遠するユーザーが増えていることで、オンラインの活用が増加。新郎新婦側の意識も大きく変化しており、これはビジネスモデル改革の最大のチャンスでもある。
 オンライン活用については、小野写真館、タメニーの事例が式場運営のイノベーションのヒントにもなる。小野写真館は、フォトウエディングのオンライン新規が全体の30%に達している。同社は、伊豆の旅館周辺やひたちなか海浜公園のロケフォトをプラン化しているが、特に首都圏の顧客についてはオンライン割合が増えている。
 伊豆の場合は、衣裳を1着か2着かを選ぶ2 種類のシンプルなプランに限定。単価増を狙って衣裳のランクアップを勧めれば、リアルに来店してもらう必要も出てくるが、そのための接客時間・手間をかけるよりも効率的にオンラインから現地での撮影という簡単な流れを重視している。伊豆以外の各店舗のスタッフでも、細かな説明をすることなくフォトプランを案内することができるようになり、集客ルートが拡大した。
 既存店舗におけるオンラインでの受付、遠隔地でのロケフォトという仕組みを活かせば、フォトスタジオを建設していくというビジネスモデルも変化する。実際に伊豆の場合は旅館を中核に周辺地でのロケフォトであり、それこそ小さなカフェなどをMAして拠点を作り、周辺のロケーションを活かしたフォトプランを商品化して販売することもできる。通常のカフェ営業にフォトビジネスの売上が上乗せされることで店舗の収益性が高まるのは、伊豆の旅館でも証明されている。オンラインによる集客エリアの拡大によって、ロケフォトのコンテンツに魅力さえあればスタジオを持つ必要もなくなる。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、6月11日号)