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- 社説:潮目
- 21.05.26
新郎新婦の判断のために会場が与えるべき他の結婚式事例
「学生時代に、チアリーディングをしていた花嫁は、余興で友人たちと一緒に、チアを披露することを楽しみにしていました。仲間全員と久々に再会できるのも、結婚式だからこそ。ところが感染拡大によって、もともと120名だった列席者を、50名以下にまで減らすべきかという相談を受けました。そもそも、結婚式にどんな思いを持ち、何を大切にしていたのか。彼女は共に励んできた仲間たち全員との再会、それを列席者に披露することを一番の楽しみにしていたからこそ、少人数の前でやってもつまらないものになってしまう。個々の想いを踏まえていけば、結婚式場として何をしていくべきかの答えが、それぞれ異なってくるのは当たり前。」
東京會舘本館の星野氏は、こうした個々の事例を、結婚式を開催するかどうかで悩んでいる新郎新婦に対して、具体的なケーススタディとして伝えていくことが大切だと語る。それが、ブライダルのプロとしてやるべきことではと。
具体的な事例を我がコトに感じてもらえるよう、昨年から実施しているのが、本番前にセッティングしてある宴会場を新規や打合せ時に見学してもらうことだ。会場を見せながら、今日ここで結婚式をする人はこういう思いを持ち、こんなことをやりたくて、だからこうした形で開催すると説明していく。悩む新郎新婦に、個々の事例をプランナーが伝えている。会場の様子と共に事例を提供することで、新郎新婦の悩み解消の大きなヒントになり、結果として予定通りの人数で開催するにしても、仮に減らした場合でも納得感を高めている。この会場見学は、いかにして東京會舘が感染対策をしているのかを、リアルに知ってもらう機会でもある。
どうしたら安全に開催できるかという会場側の感染対策は大前提であるが、新郎新婦が最も知りたいのは他の人たちがどうしているのか。同調圧力が高まり、結婚式は人が集まるからよくないのではという雰囲気が広まる時ほど、具体的な事例が新郎新婦の心の拠り所になる。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、5月11日号)
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