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  • 21.03.07

第2回〔今こそ導入‼プランナー一貫性〕初期と最終見積もりの差異が15万円に【T.T.K 代表取締役 徳永勤氏】

 一貫制に変更することで、見積もりに対する考え方も変化します。実際に一貫制を開始したホテルでは、初期見積もりに対して、最終の差異は15万円程度に抑えられました。料理も初めに高いものを入れ、増えるのは映像、アルバムなどのごく一部。分業制では営業が獲得するために、とにかく初期を安く抑え、結果として最終と比較し100万円以上になることも一般的。一貫制により顧客との信頼、満足度向上というメリットが生み出されます。

 打合せを進めていくうちに、金額がどんどん上がれば、新郎新婦のテンションは下がっていきます。本来は結婚式の内容のことを話したいわけですから、これは大きなマイナス要素になります。一貫制であればこうしたこともなくなり、これは新規営業時においても新郎新婦に響きます。プランナーも、自信を持って話ができます。
 このようなメリットがあるにも関わらず、何故一貫制に移行しないのか。私が考える最大の要因は、ブライダルとはそういうものだという固定概念が根強く、一貫制にするという発想自体が希薄なこと。現場の責任者である支配人も、経験がないからこそどのようなメリットがあるのかも分からない。ただ、本来プランナーとして就職してきたスタッフはどうか。もともと顧客を喜ばせたいという気持ちを持っていたため、新規営業だけの仕事では次第に不満も生じてきます。
 現場でよく目にするのは、施行担当が私の顧客ではないという気持ちを持ってしまうことが非常に多い。新規営業のAさんをいいと思って成約した顧客にとっては、その後施行担当に引き継がれてもやはりAさんに信頼を寄せています。そのためAさんが打合せ時に顔を出して、新郎新婦に声をかける、アドバイスするのも珍しくはありません。これは当然のことでもありますが、施行担当からすれば自分の顧客にしていこうと思っているのに、元に戻ってしまったという嫌な気持ちに。こうした対応が新郎新婦はもちろん打合せ担当にも影響していることを認識する必要があります。

 現在、コロナ禍で人が余剰になっています。だからこそ、一貫制への転換を図り、様々な課題を解消するべき。また、施行が少ない今だから、新規担当だった人材をサービスに入れるなどして、一貫制のできる教育を進めていくチャンスでもあります。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、2月21日号)