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  • 20.10.18

:連載46:今を知り、明日を勝ち抜く[ブライダル法務NOW]『婚礼規約パーフェクトマニュアル<第7回 解約料②>』~株式会社ブライト 行政書士事務所ブライト 代表 夏目哲宏氏~

10.解約料

第○条 解約料お客様の都合により本契約を解約する場合には、以下に規定する解約料が発生いたします。
①結婚式開催日から○日前以前の解約   申込金全額
②結婚式開催日の○日前から○日前の解約 お見積額の○%+実費
③結婚式開催日の○日前から○日前の解約 お見積額の○%+実費

 前回のコラムでは、結婚式契約における「解約料」を巡る法律的・歴史的な背景や、BIAが発表した「モデル約款」において提示された「時系列モデル」のメリットと課題についてご説明いたしました。
 よく誤解されていますが、結婚式契約における「解約料」について「時系列モデル」を採用しなければならない法的な義務は全くありません。消費者契約法第9条第1号で規定された「平均的な損害」を下回る範囲内であれば、どのようなモデル設計であっても法律上は問題ないのです。

 BRIGHTでは、「解約料」の設定についてご検討される会場には、「やったとこまでモデル」と称して上記のような試案を提案しています。「やったとこまでモデル」の大きな特徴は、単に「結婚式開催日の何日前」という時間軸で「解約料」の金額が変動するわけでなく、実際に会場としてどこまでサービスを提供したかという基準で「解約料」の金額を変動させている点です。
 「やったとこまでモデル」は、前回のコラムで指摘した「時系列モデル」のデメリットの1つである「懐妊等を理由に通常と異なるスケジュールで契約された新郎新婦に適用される解約料水準」という課題に悩まされません。なぜなら、その新郎新婦の打ち合わせの進捗が通常より早かろうが遅かろうが、実際に会場としてどこまでサービスを提供したかという基準で「解約料」の金額が変動しますので、スタッフとしても「この打ち合わせが終わっていますよね」「だからこの解約料が発生します」と説明しやすいですし、新郎新婦の納得も得られやすいと考えます。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、10月11日号)