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  • 20.10.13

《プランナーの奮闘:コロナ禍の新郎新婦》セレモニーを中継

 ウエディングプロデュースのPREMIRE(福岡県福岡市)のプランナー・西田あいさんの思い出に残っているのは、コロナでの延期と出産のタイミングが重なり、中止を決断した新郎新婦。悲しむカップルに、西田さんから産後のフォトウエディングとセレモニーを提案した。

 新郎の出身は東京で、新婦の故郷・福岡での式を1月下旬に開催予定だった。1月中旬以降コロナの感染が広がり、新婦の友人には医療関係者も多く、4月に出産を予定していた新婦だったため中国で感染拡大が見え始めた1月中旬ごろに中止を決断。遠方の親戚を含め100名以上のゲストを呼ぶ予定で、式のキャンセルに新婦は悲観的になっていた。
 「新婦が産前だったために、ウエディング以外でもサポートできたらと連絡を取り続けました。実は私も2 人の子を持つママ。私の妹が同時期に妊娠していたため、『家族の立ち会いも禁止』というコロナ禍でのお産の寂しさを知っていました。新婦には『こうすると体が楽ですよ!』、『私にもそういう時期がありました…』と寄り添い続けました。」
 新婦の出産後、西田さんは「新しい家族を迎えたので、記念に残るフォトウエディングとセレモニーをしませんか」とカップルに提案。2人はオンラインで両親、遠方にいる友人を繋げられないかと西田さんに相談した。
 「当日の参加者は10名ほどでしたが、オンラインで友人や家族を繋ぐのは、2人の幸せな雰囲気や緊張している空気感が伝わりにくいもどかしさがあります。そこで事前に両親と電話やメール、オンライン通話で関係性を深め、当日に備えました。」
 西田さんはMCも担当。初めてオンラインでセレモニーを中継した。もともと司会業に携わっていたこともあり、セレモニーや2人の様子を伝えようと『まもなく入場です!』などと状況説明を増やした。画面越しに参加するゲストにも臨場感を伝えるため、2人がバージンロードを歩く様子をカメラが追っていけるよう、カメラワークも工夫。セレモニー中継には2人の両親も参加し、「初孫を初めて見ることができた」と喜びの声もあった。
 「2人はコロナが落ち着いてから、友人を呼んで盛大にパーティを開催したいと前向きです。どのような状況でもカップルの人生に向き合うプランナーとしてできることを精一杯考え続けます。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、10月1日号)