NEWS

ニュース

  • フローリスト
  • 20.09.19

《パートナー企業トップインタビュー》花のロスを防ぐサービスを開始、コロナ禍でも雇用を確保する【ローランズ】

 ――コロナの影響下で、花のロスを防ぐ取り組みを始めたそうですね。
 「当社はレストランやフリープランナーと一緒に、婚礼の装花やブーケ、ギフトフラワーを提供しています。もちろん花屋として、ブライダルだけでなく企業のレンタルグリーンなども扱っています。コロナの影響によって、多くの結婚式やイベントが延期、中止になるなかで、会場装花やブーケの生花の廃棄が多く出ました。なかには、花の生産地から出荷されず、そのまま処分になったケースも。そこで生花ではなく、アーティフィシャルフラワーを使用したブーケのレンタルで、フォトウエディングを提案している『アメリカンホリデーズ』と提携をスタートしました。オーダーでブーケを作りたいと希望する人がいる一方、シェアリングがいいと考えるエコ意識の人もいるのではないかと考えています。現に、スーパーでのレジ袋有料化も進み、SDGsについて考える機会が身近になっているのも確かです。レンタルブーケは未来のカップルへのバトンをつなぐ意味として、花嫁に受け取ってもらえたらと。ウエディングブーケをきっかけに、環境についても考える機会になればとも考えています。今後は配送も首都圏だけではなく、全国展開も検討中。ブーケラインナップは季節のフラワー、様々なカラーを随時増やしていく予定で、花嫁や提携先企業の希望に寄り添っていきます。」

 ――花の再資源化について、プロジェクトを通して発信していました。
 「もともと花の再資源化を目的に、エコを意識した事業を進めていました。開業して2年経った頃、母の日に仕入れたカーネーションがそのまま売れずにロスになることがあり、何とか廃棄を減らせないかと【FlowerRing-花の再資源化プロジェクト-】をスタート。花の茎の繊維を紙やはがきにし、リサイクルするものです。名刺100枚、はがき30枚で花5本分の再資源化が可能で、個人や法人の顧客にも使ってもらっています。実際、私達の会社の名刺もカーネーションの再生紙を使っており、名刺交換の際にはその話も出てくるため、プロジェクトを知る機会にもなっていると感じています。」

 ――コロナ禍での雇用確保についても宣言していました。
 「私たちの会社はスタッフ60名のうち、45名は何らかの障がいを抱えています。厚生労働省の発表によると2020年2月~6月に解雇された障がい者は、昨年同時期より16%増加の1104名。障がい者雇用率の引き上げの延期も検討されるなど、厳しい状況が続いています。当社では、その雇用を守ろうと様々な企業とコラボし、仕事を増やしていきます。レンタルブーケもその一環事業ですが、他にもファブリックやカーテンを販売している会社『ジアス』とタッグを組みました。そこでは、カーテンを作る際に余る生地を使用し、おしゃれな鉢上のカバーにし、店内で展示、そして販売しています。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、9月11日号)