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  • 20.08.08

《転職相談から読み解く》企業のエンゲージメント向上策【TIPLOG CAREER 代表取締役 高津守氏】

お悩み Case.4 30歳(女性)元ウエディングプランナーさんからの転職相談

【もう一度、ウエディングの仕事がしたいです・・・】

 東京都内の結婚式場にてウエディングプランナーとして多くのカップルの結婚式をプランニングしてきた30歳女性のケースです。2019年秋に自身の結婚を期に所属の結婚式場を退職し、大手不動産会社の事務職として転職。この女性から連絡を頂いたのが、「またウエディングプランナーに戻りたい」という相談でした。結婚式場を退職した理由は、新しい結婚生活において夫との時間を考え、ブライダル業界から離れることを決意。しかし、今年2月に大手不動産会社に入社し業務を覚え仕事をしていましたが、何か満たされない感覚を覚えたようです。その理由を紐解いていくと、「人に寄り添う実感」「自分自身が働いている、物事を動かしている実感」が転職先では感じられない。だからブライダル業界に戻りたいと再度転職を決意したようです。

 昨今、働き方改革が叫ばれているが、ブライダル業界においても本当にドラスティックな改革が必要と考えます。20年前までは人材が溢れ、プランナーは憧れられる職種であり求職者が多くいた。結婚、出産などで退職するプランナーがいる代わりに、新しく入社する人材によって、円滑に業務が回っていた。しかし現在は大きく環境が変わり、新しく人材を獲得することが困難な状況となっている。だからこそ、退職をいかに防ぐか。ウエディングの仕事が大好きで続けたいけど、続けられない環境を変えていく必要がある。
 その一つは、フリープランナーのような立ち位置で契約を結ぶこと。長年所属会場で結婚式を手掛けてきたプランナーと、月に最低3件でプランニングを担当する契約を結ぶ。こうしたプロフェッショナル人材として活躍してもらう事ができる。すでにいくつかの企業において実施されている施策の1 つでもある。さらにドラスティックな案として、週休3日制度の導入も考えるべきであろう。給与にも影響してくるが、個々の働き方の意識を尊重した制度を設け、実際に使うかどうかを選択するのも一つだ。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、7月21日号)