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  • 20.06.29

〈私の感動結婚式〉家族が集まる素晴らしさ

 ウエディングプロデュースショップエクラ(茨城県水戸市)の代表取締役・山本恵さんは、昨年春に担当した挙式を通じて、結婚式における家族が集まる素晴らしさを再確認したという。

 新郎の仕事の関係からフィリピンに住んでいたカップル。同社のホームページやブログを見て、問合せをしてきたという。山本さんは年末年始に一時帰国したカップルと初めて対面し、ヒアリングをしたところ、地元の神社で挙式がしたいと希望。一方で支度場所がないことが問題として浮かび上がった。
 「披露宴を特に予定していなかったのでホテルなどが使えず、どこか適切な場所がないかと考えました。そこで、神社から車で40分ほどの場所にある新婦の祖父母の家が候補に上がったのです。」
 年末年始の一時帰国以外はメールでやり取りを重ねていった。3月には新婦だけ再度帰国するということで、実際に家での支度が可能かを確認するため、新婦に同行して山本さんも祖父母の家に足を運んだ。
 「広さなどを確認したかったのですが、その際におじいちゃんとおばあちゃんが幼少期の新婦との思い出話など語ってくれました。海外に行ってしまった孫娘を、溺愛する様子がひしひしと伝わりましたね。」
 式当日は縁側もある昔ながらの祖父母の家に、新婦の家族はもちろん新郎一家も集合。アットホームな雰囲気のなか、家族に囲まれて準備を開始した。私服から美しい花嫁姿になっていく孫娘をついつい覗き込むなど、おじいちゃんとおばあちゃんもソワソワ。祖父母だけでなく、集まった全員が嬉しさを隠しきれない様子だったという。
 「披露宴の予定はなかった一方で、新郎・新婦それぞれの友人も挙式に駆けつけ、祝福の言葉をかけていました。なかには東京からわざわざ会いに来たという友達も。結婚式は大切な人が集まり笑顔が生まれる場。その素晴らしさを改めて実感できた1日でした。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、6月21日号)