岡山県総社市は5 月18日、コロナの影響を受けた新婚夫婦やカップルを対象に、市のイメージキャラクター・チュッピーからウエディングカードを届ける企画をスタートした。　
　岡山市在住の白根さん夫婦は、5 月3 日に予定していた結婚式の規模を縮小し、披露宴は中止に。こうした背景から白根さんが総社市に、「チュッピーからの祝電が欲しい」とメールしたことで、市もカップルを応援したいと企画に至った。　
　緊急事態宣言が発令された4 月7 日から、来年3 月31日までに婚姻届けの提出をする新婚夫婦、結婚式を予定しているカップル（延期、中止も含む）、パートナーシップの宣誓をした場合も発行対象に含む。エリアは総社市だけに限らず、全国各地から受け付けている。市のホームページから申し込みでき、郵送か窓口でカードを受け取れる。
　2 人の名前が入ったチュッピーからの動画メッセージ（字幕）も用意し、YouTubeの限定公開で視聴できる。カップルどちらかが市内在住の場合は、先着200名にチュッピーのぬいぐるみもプレゼントする。　
　「18日のサービスリリース後、2 日間で20件を超える申し込みがありました。市内・県内はもちろん、首都圏からも問い合わせが入っています。」（魅力発信室主任・神沼寛美氏）　
　18日には市役所でお披露目セレモニーを開催。片岡聡一市長とマスクをつけたチュッピーも登場し、第1号のカードを発案者の白根さんに手渡しした。　白根さんは「コロナ禍において結婚式を縮小したのは残念だったけれど、カードはいい記念になった」と笑顔を見せた。
（詳細はブライダル産業新聞紙面にて、５月１－２１日号）