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  • 社説:潮目
  • 20.04.03

家族の理解を得られる業界か

 間もなくやってくる春の入社シーズン。4 月からは各社新卒社員を迎え入れ、新体制でスタートを切っていく。
 新たな旅立ちを前に1 月から3 月にかけて、多くのブライダル系専門学校は『卒業発表会』を開催した。いくつかの学校を直接取材したが、若いからこそ生まれる“斬新”なアイデアは本当に参考になるもので、業界の概念に捉われるのではなく、新しいものを生み出そうとする姿勢も感じ取れた。2 年間の学びの集大成として、学生同士が意見を交わし合った様子を垣間見ることもできた。業界関係者を前に堂々と発表する姿は、頼もしく見えたほど。若い世代がこれからの業界を盛り上げる存在になってくれることを、心の底から期待したい。
 なかでも印象的だったのは、子どもの発表を嬉しそうに見ていた家族の存在。都内に位置する専門学校では、インターンシップの受け入れ企業や就職先の上司に向けて、模擬挙式と披露宴を企画・発表した。家族の見学も積極的に受け入れており、子どもの成長した姿を一目見ようと、親はもちろん、兄弟姉妹や祖父母が駆けつけていたケースも多く見られた。参加した保護者は挙式では盛大に拍手を贈り、パーティの歓談中にはスーツを着こなす学生と写真を撮るなど、成長した子どもを前に嬉しそうな表情を見せていたのが印象的だった。
 内定先の上司に学生と一緒に挨拶をする親の姿もあった。学生がすでにその企業でアルバイトとして働いているようで、「娘さんは本当に明るくてムードメーカー。私も含めてみんなが頼りにしていますよ」との会話も聞こえてきた。若干20歳ながらも企業から信頼されている我が子は、きっと親にとっては自慢の存在だ。『いつまでたっても子どもは子ども』と言うが、成長した姿を直接見た家族は安堵したに違いない。

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、3月21日号)