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  • 20.02.25

180度VRで低コストも実現【ハセガワエスティ】

 司会・映像制作のハセガワエスティ(東京都渋谷区)が展開する、180度VRサービスが好調だ。大手式場のほか、都内のラグジュアリーホテルへの導入が決定するなど、VRを使ったプロモーションのニーズを獲得している。
 VRに関しては、4 年ほど前にブライダル業界においても一気に注目を集めた。リゾートなどの遠隔地にある施設や、バンケットをショールームとして見せられない時に、カップルに立体的なリアルな映像を見てもらうためのツールとして多くの会社がサービスに着手した。ところが、他業界に比べてなかなか普及に至らなったという経緯があった。
 「普及が進まなかった要因はいくつかあります。一つは360度VRが中心であったこと。例えば不動産業界では、間取りが分かる360度がもてはやされましたが、その撮影のためには最低でもカメラ6台が必要。撮影者が写り込んでしまうというネックもありました。撮影、編集の手間もかかり、制作コストも100万円以上でした。また専用のゴーグルも高価で、導入の上で大きなハードルになっていました。」(STプロジェクト部長・藤井和幸氏)
 こうした状況に対し、ここ数年でVRの環境も大きく変化している。VRは180度でいいという常識が広まっていったのだ。180度用の撮影対応も進化し、コストも一気に低下。さらに専用ゴーグルに関して、当時は50万円程度したものが、性能のいいものでも2 万円から購入できるようになった。映像の画質についても、より立体的にそこにいる感覚を与えられるようになり、太陽の逆光や照明を落とすと見えなくなるという課題もクリアになった。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、2月21日号)