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  • 社説:潮目
  • 19.10.01

新人サービススタッフのミスのオンパレード

  先日、都内ホテルでの着席パーティに出席したときのこと。テーブルを担当してくれたのは、恐らく新人レベルの学生。ところがそのサービスは、ミスミスミスのオンパレードで、同席していた人たちも呆れてしまうほどだった。
 10名が座っていたテーブルで、乾杯用のシャンパンを順々に注いでいったが、一人分だけ足りなくなってしまった。そのうち来るだろうと思っていたが、待てど暮らせど来る気配がない。そうこうしているうちに、全員が立って乾杯の挨拶が始まってしまい、空のグラスを大きく振ったところ、ようやく別のスタッフが気付いた。
 その後も、覚束ないサービスが続く。魚料理が出ているのに、一向にパンが来ない。ショープレートはそのテーブルだけいつまでも出しっぱなしで、その上に魚料理の皿を置いていく。他のテーブルは片付いていることを伝え、ようやく下げ始める。グラスが空になっても声はかからず、追加は手を上げて呼ばなければ気づいてくれない。メインの肉料理の皿の向きも人によってバラバラ。食後のコーヒーが出たものの、砂糖、ミルクは結局テーブルのどこを見渡してもなく、ブラックを飲めない参加者は結局手つかずの状況であった。
 笑い話のようなミスばかりであるが、それが名前の知れたいわば一流ホテルでとなると、なかなか笑えない。とは言え、その学生スタッフに対して、テーブルにいた人たちが厳しく言うことはなかった。恐らく新人であろうということは、ワインの注ぎ方ひとつとっても明らかだったからだ。テーブルには同業界の関係者も多かったため、新人だから仕方ないという広い気持ちであったようで、その点同業者だからこその優しさでもある(笑)。もっともこのレベルのサービスでは、相応のクレームになることは目に見える。今回は優しい同業者だから問題にはならなかったが、一般企業やウエディングであれば厳しい状況になっていただろうことも想像できる。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、9月21日号)