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  • 19.09.05

[GWA2019 ファイナリスト]若い2人に抱かせてしまった不信感(ミュゼ四ツ池 仁藤奈甫子さん)

 ミュゼ四ツ池(静岡県浜松市)の仁藤奈甫子さんは、予算がない新郎新婦の結婚式のプランニングを通じて、業界の『価格』を考えるきっかけとなった。
 担当したのは、突然式場に来た20歳のカップル。新婦は妊娠しており、挙式希望日まで1 カ月を切っていた。新郎新婦は結婚式はやるべきだという周囲の声を受け、式場を調べ始めたが、『挙式料無料』など価格が不透明な会場が多いことに不信感を抱きながらやってきた。新郎の「彼女にウエディングドレスを着させてあげたい」という純粋な思いをどうしても形にしたかったものの、ネックは『予算』だった。
 挙式は生演奏を最低限に押さえ、衣裳も格安プランを提供。司会も支配人が担当し、式場にある備品を貸し出すことにした。祝儀制ではなく、一万円の会費制にするなど、徹底的なコストダウンを図った。準備も進んでいたある日、新郎の母が「結婚式をするなんてお金は大丈夫なのか」と血相を変えて式場に来館し不満をぶつけてきた。
 「お母さんは、金銭面だけではなく、息子が結婚をし、父になることに不安もあったようです。家族にも納得のいく式にしたいと思いました。」(仁藤さん)
 当日の人前式で、新郎新婦は、親になる意志を皆の前で伝えた。
 「若くして親になる2 人にとって、家族の原点になったのではと思います。」(仁藤さん)
 結婚式を挙げないという選択が増えているからこそ、不信感を抱かせるような業界であってはならないと語った。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、8月21日号)