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  • 19.07.19

【bangsコラボ企画vol.22】戻りたくなる信頼関係を築く(RUALA Director / Hair designer 角薫氏)

 美容室ACQUAに勤務 コラボ企画後、2016年、元同僚のちはる氏と共に美容室RUALA(渋谷区神宮前)をオープンした角薫氏。98%のリピーターを誇るサロンワークをはじめ、セミナー、一般誌・業界誌の撮影、専門学校の講師等、活動は多岐に渡る。幅広い年代の顧客を担当してきたが、心掛ける接客方法とは。

〈サロンは情報交換の場〉
 顧客は単純にヘアスタイルを変更するために来店しているのではなく、旦那の話、仕事の悩み、おススメのグルメや化粧品など、情報交換の場所でもあります。子供が産まれてから時間がなくなり足が遠のいていた顧客が、『20年ぶり!』と言って来店することも。また、普段は近所で毛先をカットしていても、気合を入れた髪型にする時に来てくれるなど。戻ってきてくれるという信頼関係を築けることが大切です。」
〈世代で美容室に求める事〉
 「サロンの通い方は10~30代では恋愛と一緒だと考えています。10代、20代は色々な人と付き合って、30代で『この美容師にずっと担当してもらおう』と意中の人に決める。10代に対してはとにかくデザインや見た目を重視しています。彼女達は憧れの芸能人などの髪型を見て、その人を担当しているサロンを調べて足を運ぶ。20代は就職して10代ほどおしゃれに費やす時間が無くなります。手入れの楽なもの、朝5 分程度で整うスタイルを求めつつデザイン性も欲しい、という考えです。30代になると結婚や出産により、家庭や子供に費やす時間が多くなり、美容室に行く頻度も減っていく。そのため手入れの簡単さと、3 ヵ月経ってもかわいい状態をキープできるような持ちの良さが大切になってきます。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、7月1日号)