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  • 19.05.19

病院で挙げた結婚式【nanoEDITION 代表 天野沙也香さん】

余命が短い新郎のための式

 nanoEDITION(神戸市中央区)の代表・天野沙也香さんは、余命の短い新郎のために病院で結婚式を実施した。
 京都に住むカップルが東京のプロデュース会社に依頼したが、担当できないということで、その会社からメールが回ってきた。新婦の話を聞くと、「来週、結婚式をしたい」と言われた。実は新郎が癌を患っており、余命が短く一刻も早く結婚式がしたいという依頼だった。天野さんはすぐにその依頼を受けた。入院先は天野さんの母が勤務していた病院。打ち合わせの2 日後に病室でロケフォトを撮影した。
 その後、改めて病院の会議室で挙式をすることに。2 人の両親と友人が30人ほど集まった。会議室は1 時間しか利用することができず、装飾は天野さんを中心に皆で作り上げた。
 「会場にはアーティフィシャルフラワーでアーチを作りました。新郎が好きなパン屋のハンバーガーを100個注文、2 人で元気になったら行こうねと約束していた苺専門店にケーキを作ってもらいました。デートでよく行っていたカフェのシェイクもテイクアウトしました。2 人の最後のデートとして、願いは全て叶えました。お見舞いに来づらい友人たちも最後に幸せな場に会いに来られたと涙していました。その夜に新郎は他界したのです。」
 余命も短い中で、限られた時間を使って結婚式をすることを悩んでいた新婦。新郎からは、結婚式は挙げなくてもいいと言われていたという。1 年半経った日に、新婦から「あの時は迷いましたが結婚式を挙げてよかったです。夫婦になった姿をみんなに披露できて本当によかった」と書かれた手紙が天野さんに送られた。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、5月1日号)