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  • 19.01.07

大手企業の80%のカップルが使用する【ブライダル専門レーベルAGOLA for wedding music】

 ブライダルプロデュースが手掛ける年間4000組のカップルのうち、80%以上が利用しているフリー音源がある。ブライダル専門レーベルのAGOLA forwedding music(横浜市中区)が提供している楽曲だ。フリー音源ながらクオリティも高く、さらに新郎新婦が当日をイメージしながら自由に楽曲を選択できるシステムの使いやすさから人気を呼んでいる。音楽著作権の適正利用を推進する上で、様々な課題が発生しているブライダル現場であるが、音響やプランナーによる打ち合わせの手間も解消できる利便性も注目されている。
 ブライダルプロデュースの80%の顧客が活用している実績を背景に、1 月から全国の会場、音響事業者向けにシステムを提案していくAGOLA for weddingmusic。スタートしたのは3 年前。披露宴での音響に関し、著作権適正利用がクローズアップされる中、ブライダル楽曲専門のレーベルとして誕生した。
 「年間4000組の結婚式を手がけているブライダルプロデュースとして、どのように対応していくのか。適正利用のためにも、まずはフリーで使える音源を作っていきました。」(CEO今野秀尊氏)
 その後1 年かけて、専用のシステムを開発した。このシステムでは、まず顧客にIDとパスワードを発行。携帯、PCからAGOLAシステムに入ることが出来る。システム内には楽曲リストがシーンごとにラインナップされている。入場10曲、ケーキ入刀10曲など、楽曲を使用するシーン毎に分かれ、クリックすると演出の映像と共に音楽が流れる(現在の楽曲数は100曲以上)。映像と一緒に流れるため、顧客もイメージしやすくなる。そこで気に入った曲を選択していき、リストが作成される。曲選びは結婚式前日でも対応可能。プリントアウトしたリストを、カップルはもちろん司会者、音響オペレーターなどが管理することで、使う楽曲を共有できる。
 市販楽曲を使いたい場合には、顧客自らがシーンに合わせて市販楽曲名を入力する。その数に合わせてISUMへの申請もシステム上で対応できる。さらに料金決済、支払い代行も一体となっている。
 「全てをAGOLAの楽曲でという考えではありません。当然、思い入れのある楽曲を使いたいという希望もあります。大切なのは、全てを市販楽曲にするのではなく、シーンに応じての使い分け。実際にこのシステムを活用したカップルが選ぶ市販楽曲の平均は2 曲から3 曲に限られています。」(今野氏)
 そもそも使用する10曲すべてを市販CDにした場合、オペレーションは事実上不可能。曲によっては頭からではなく、この部分からかけてほしいという希望も出てくる。つまり結果としてダビングしないと不可能であり、これは著作権の面でも大きな問題となる。もちろんオペレーションでミスをしたらクレームも発生する。そこで、10曲中7 曲を同社のシステム内の楽曲にすれば、残りの3 曲に集中できる。同社のシステムは、iPodを使い、「入場です」などの司会の言葉に合わせてボタンを押せば曲が流れる仕組み。細かなタイミングが不要となり、専門オペレーターでなくても運用が出来るのも特徴だ。
 「市販楽曲に対して、フリー音源は提案しづらいという声もありました。実際に80%の顧客に活用されているのは、楽曲のクオリティに対する信頼度が高い証明です。」(今野氏)
 AGOLAの楽曲は、結婚式の定番ソングの要素を活かしている。ただ曲を作るのではなく、結婚式で人気の曲の構成やコード進行、詞を分析。それに基づき作っているため、ユーザーにとってもどこか聞き覚えのある曲になっている。また、システムで常に聞ける状態であり、4 月からはFM番組でも流していく。フリーでありながらも、親しみのある曲にすることでユーザー満足度も高まっていく。
 「プランナーもサイトを案内するだけで、その後の問い合わせはほとんどない。打ち合わせの手間なども不要になります。」(今野氏)
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、1月1・11日新春特大号)