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  • 社説:潮目
  • 18.12.23

料理中心の結婚式でも充分

 11月末、ホテルニューオータニ内の国内最高峰グランメゾン【トゥールダルジャン東京】が開催したウエディングデモンストレーション。2 万3760円、2 万9700円の婚礼料理のコースを、2 名2 万円の特別料金で食べることが出来るという内容。フェアには、モデルの新郎新婦が登場し、模擬披露宴形式で通常の進行に基づいて進められた。
 音楽は弦楽四重奏による生演奏。新郎新婦の入場、挨拶・乾杯などは司会が行い、ケーキ入刀が披露された後、豪華な料理が提供された。
 コースは前菜、スープ、魚、シャーベット。メインの肉は同店のスペシャリティでもある幼鴨のロースト。婚礼であっても、通常営業と同じように鴨の通しナンバーがつけられている。一緒にサラダが出され、その後はデザート、コーヒー、小菓子といった内容だ。開宴から正味2 時間半。これから出てくる料理への期待感も相まって、十分に食事を楽しめる時間であった。
 実際の披露宴では、ここにお色直し、再入場などが入り、余興、花嫁の手紙といった演出が加わる。ただ、圧倒的なクオリティの料理を前に、果たしてこうした進行が必要であるのかという思いも。
 司会者は、新郎新婦にもゲストと同じように料理を提供すると説明していたが、そうなるとお色直しでの中座は非常にもったいない。新郎新婦も共に料理を楽しむのであれば、お色直しは必要ないのではとの見方も出来る。それはゲストによる余興なども同様。結婚式の本質ともいうべき、食事を中心とした流れだけで、新郎新婦はもちろんのこと、ゲストにとっても充分に来てよかったと感じられる宴になるだろう。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、12月11日号)