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  • 18.12.07

企画8[ブライダルのV字回復 復活事例を検証]理念経営への転換「バリューズブック」作成〔ニューバリューフロンティア 代表取締役 髙宮孝一郎氏〕

 ――これまで集客、成約にスポットを当ててきました。今号から2 回に渡り、人事制度面の改革を取り上げます。
 髙宮「2014年の5 月にゲストハウスの運営をスタートし、それまで年間6000万円の赤字をとにかくすぐに黒字化する必要がありました。結果、集客、成約共に伸び、90組から150組にまで回復し黒字転換に成功しました。2014年年内中はある程度受注も決まっていたため、勝負は2015年の1 月~ 4 月の春シーズン。ここでどれだけ施行できるかがポイントでした。ある日、出社したスタッフの挨拶の声に愕然としました。明らかにテンションが低く、モチベーションが下がっていたわけです。いつもならば元気な挨拶をするように【やり直し】と声を掛けるのですが、その日のテンションは明らかにそうしたことも言えない次元でした。」
 髙宮「当時のプランナーは4 名。新規、打合せまでを兼ねていました。よくよく考えてみると、90組の時には月に7 ,8 件。つまり一人のプランナーが担当するのは月に2 件程度。それが150組になった。しかも年明けから春のシーズンに集中的に獲得したことで、一気に業務量が増えたわけです。1 月~ 4 月のシーズンは1 ヶ月に20件の施行を控え、つまりプランナーは一人あたり月に5 ,6 件の打ち合わせを任される状態が続きました。しかも、集客も好調であり、新規接客は1 人が15件行っていた計算です。春のフェア商戦もあったため、業務量は普通に考えても3 倍になっていました。当然、残業も増え、作業効率も悪くなっていく。業績が好調になっても、仕事量の増加にスタッフが疲れ切っていたわけです。それが朝の挨拶にそのまま出ていました。」
 ――嬉しい悩みとも言えますが、そこで何とかしないといけないと考えた。
 髙宮「例えば、疲れ切って朝元気なく出社したスタッフがいれば、自らのテンションもそうですが、オフィス全体の空気も下がっていきます。他のスタッフに対する優しくない言動も増えていき、そうなると確実に顧客に対してもそういう雰囲気、態度が伝わってしまう。結果として、売り上げに影響を与えていくわけです。それを考えれば、この時期だけ元気がないと考えるのではなく、しっかりと人事回りの整備をしていかなければなりません。たまたま友人に人事関連のコンサルタントがいたことで、相談し、改革に着手しました。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、11月21日号)