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  • 社説:潮目
  • 18.09.13

“結婚式に必要・価値を感じない”「なし婚」に関する調査から読み解くもの

  8 月、みんなのウェディングは、なし婚に関するアンケート結果を発表。挙式・披露宴を行わなかった理由の3 大要因として、「経済的事情」、「セレモニー行為が嫌」、「おめでた婚」と分析している。
 結婚式を行わなかった理由は、大きく二つに分かれる。一つはやむを得ない要因。様々な事情によって、やむを得ずに結婚式を行わなかったという層だ。そこに含まれるのは、「経済的事情」21.8%、「家族の諸事情」7.6%、「地理的事情(遠距離など)」2.2%、「仕事上の事情」1.6%。さらに事情が不明な「その他」6.3%も含めると、その合計は39.3%となる。
 ちなみに「経済的事情」は、「費用が高そう(見積りなどをとっていない)」8.9%、「費用が高かった(見積もりなどをとった)」2.5%、「挙式や披露宴をする資金がなかった」10.4%の合計となっている。本来の意味で、お金がなかったというやむを得ない要因のケースは、そもそも「挙式や披露宴をする資金がなかった」の回答になると想定することもできる。
 いずれにしても、やむを得ない要因が全体の約4 割に対し、もう一つの理由が必要・価値を感じない要因だ。
 「セレモニー行為が嫌で挙式や披露宴自体を行いたくなかった」19.6%、「おめでた婚のため」19.0%、「挙式や披露宴以外のことにお金を使いたい」8.2%、「再婚のため」7.0%、「挙式、披露宴の準備に手間がかかりそう」3.8%、「身内の調整に手間がかかりそう」1.9%、「まわりの友人もやっていない」0.6%、「自分ないしパートナーの年齢が高い」0.3%と続く。(その他0.0%の回答は除外)。
 やむを得ない要因は、様々な事情から結婚式をやらないことも致し方ないと考えられる一方、実に60%が結婚式の必要・価値を感じられていないことが分かる。年間婚姻組数63万組、実施率50%と考えた場合、なし婚層は31万組、その60%となれば、18万6000組を占めている。これだけのターゲットをロスしてしまっているのは、非常にもったいないことではないか。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、9月1日号)