LISTEN to KEYMAN

キーマンに聞く

連載26《当日施行力を向上させる サービスのレベルUP》身だしなみは明確な基準を作り事前に伝える【at-heart 代表取締役 稲岡利彦氏】

連載26《当日施行力を向上させる サービスのレベルUP》身だしなみは明確な基準を作り事前に伝える【at-heart 代表取締役 稲岡利彦氏】

新卒、中途採用と同様に、アルバイトも採用に向けたカリキュラムは大切です。特に施設毎の戦力となるだけに、責任者である支配人が流れも含めてしっかりと構築しなければなりません。

まず、アルバイト採用を人事担当や部下のスタッフに任せるのではなく、支配人自身の目で見て、適性も含めきちんとチェックしていくのが基本の第一歩になります。誰かに任せてしまっていると、明日からこういうアルバイトが来ますと書類だけを渡され、実際に会ってみるとイメージにまったく合わないといったことも起こります。また、自分で採用したという意識が希薄となり、出勤当日に簡単に挨拶だけを交わしあとは現場に投げてしまうというケースも往々にしてあり、そうなると定着につながりません。

採用に一緒に関われば、施設責任者として、事前に施設で大切にしてるポリシーや、守るべきルールなどをしっかりと伝えておくこともできます。こうした話は、本来は採用前段階からしておき、しっかりと施設に合った人材であるかを見極めておきます。

アルバイト採用の見極めるポイントとしては、基本となる人柄はもちろん、例えば過去に結婚式場で働いた経験値のある場合には、新たな場所で学ぶ姿勢を持っているかどうか。施設の方向性を理解して、吸収しようという姿勢がなければ、仕事を覚えていくスピードも鈍ります。

また結婚式のサービスである以上、清潔感のある身だしなみも重要。ただ、そのことも面接時に伝えておかなければならず、さらに明確な基準として示すことは大切です。例えば髪の毛の色も、茶色の場合であれば、どこまでの色ならOKでこれ以上はNGなど。個々人に合わせるのではなく、色のチェック表を設けるなどして、誰でも公平にしておきます。

これは施設としての基準であり、さらに明確に決めていなければ、採用後にあの先輩はもっと茶色いのに何も言われず、自分だけ指導されたといった不満に繋がっていきます。ピアスについても大きさはここまで、色は透明なものだけといったように。ネイルも同様で、どの色ならばOKなのかをあらかじめ決めておき、採用前の段階から理解しておいてもらいます。

採用前にしっかりと伝えておけば、その基準をクリア出来ていないと顧客の前に出られないとなります。一番の問題は、不明確で曖昧な基準によって、採用前には大丈夫だと思っていたのに、実際に入ってみると違っていたという場合。始めから言われていないという理解の相違が多ければ多いほどトラブルの元になり、そうなるとせっかく採用したのに、すぐに離脱となってしまいます。

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、12月11日号)