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キーマンに聞く

連載3《プランナーの信頼UP困ったときのQ&A》家族の事情を当日運営のスタッフにも徹底する【フリーウエディングプランナー 仁藤なお子氏】

連載3《プランナーの信頼UP困ったときのQ&A》家族の事情を当日運営のスタッフにも徹底する【フリーウエディングプランナー 仁藤なお子氏】

Q 親が離婚している場合のポイント②
前回に引き続き、親が離婚している場合の対応について。まずはヒアリングで2 人の家族の事情をキチンと確認しているからこそ配慮もでき、さらに2 人に対してプロとしての提案に繋がります。離婚の場合、子どもである新婦はお父さんのことを好きだけれど、母親との関係性は良くない。また母親に新しいパートナーがいる可能性もあります。事情も様々だからこそ、前提となるヒアリングはより重要になってきます。
仮に離婚したお父さんが出席する場合、席次でどのように肩書を書くか、中には「元父」ですか?と聞いてくる新郎新婦もいます。そこで「2人の好きなように」と回答するのは、プロとは言えません。背景として父、母の関係性が悪くなければ、新婦からすれば父であるため、「父」で問題ありません。
ただ仮に母親にパートナーがいて、隣にその人が座る場合にはまた事情も変わってきます。そうなると父親は別の席にいることとなり、席次表から触れられたくない家庭の事情も明らかになってしまいます。そうした場合には、そもそも席次表を作るかどうか。作らなくてもテーブル番号を渡すスタイルにするといった方法もあることを、別の選択肢として提示してあげるのがプロの提案です。
また、結婚式当日に関わるパートナースタッフ、サービススタッフも含めて全員に情報を共有し、配慮を万全にしておかなければなりません。事情を知らないサービススタッフが、配膳時に「お父さん」と別の人に呼び掛けてしまう。カメラマンが披露宴中に家族全員の写真を撮ろうと、一緒に入ってくださいと言ってしまうなどということも起こります。それを防ぐのは、事情を深掘りしているプランナーの役割です。
結局のところ、プランナーとしてもこうした事情が重要であるとの認識を持つために、ヒアリング時にサラッと流すのではなく、いかにしっかりと確認しているかによります。特に若いプランナーの場合、聞いてはいけないのでは、聞くと嫌われるのではと思ってしまい、なかなか踏み込めないことも。ただ、聞かずに流してしまう方が、後々に嫌な思いをさせてしまうリスクは増していきます。
2 人に合った結婚式を作っていくために必要なことであるという理解を得ながら、「それ以上は踏み込んで欲しくないというときは言ってください」と伝える。新郎新婦から、プロとして聞いていると思われれば、年齢などは関係ありません。そこで申し訳なさそうにする、おどおどしていれば不安を感じさせます。プロ意識を持っていればどんなことでもキチンと聞けるようになっていきます。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、3月21日号)