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連載25《Do・遠藤正人氏が提唱する 集客力アップのためのクリエイティブ制作》ビジュアルをAIで生成する時代に必要なこと

連載25《Do・遠藤正人氏が提唱する 集客力アップのためのクリエイティブ制作》ビジュアルをAIで生成する時代に必要なこと

会場ビジュアルの制作に、AIを駆使するという話が頻繁に出てくるようになりました。当社も昨年から色々と試していて、その時に制作したのが右側のバンケットの写真です。箱は事前に撮影したもので、実際のモデルを使った人物を合成、テーブル上にあるデコレーションのフラワーなどをAIで生成しました。つまり、一度箱さえ撮ってしまえば、AI生成でこのようなビジュアルに仕上がります。
広告ビジュアルをAIで作っていくという流れは、これからも加速していくでしょう。情報媒体を見ていてもAIで制作したビジュアルは増えていますし、AI制作を主力にした企業も登場しています。個人的には、装飾の花についてもフラワーコーディネーターが入って、凹凸にまでこだわり当日スタイリングしたものには及ばないと考えています。それがどのくらい写真に反映されるかどうかは別にして、人の介在した花を美しく伝えていくのは私自身の使命だとも思っています。とはいえ、AIも急加速で進化してクオリティも高まり、さらにコスト面で会場には大きなメリットになっています。
従来のビジュアル撮影、制作の予算は、モデルを入れ優秀なカメラマンを起用するなどして、数百万円の規模になります。それがAIの制作によって数万円レベルで制作できる時代も来るのは確実です。そうした中で、いわゆる肝心のキラー写真はしっかりと撮影しながら、サブ写真にはAIを駆使するといった方法も増えるかと考えています。それまで二日間かけていた撮影も一日で済み、その分コストは半分以下に抑えられるでしょう。
またAIであってもディレクションは必要。生成したモデルを単に合成するのではなく、その空間に入ってる光の条件などを考慮し画像を選び、光の辻褄が合うようにレタッチする。実際にバンケットの写真でも、AIを使ってはいるものの、光の当たり方を考慮してさらにレタッチをかけています。AI時代に向け、当社としてもより素敵なビジュアルにしていくディレクションの強化を進めていきます。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、3月21日号)