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第6回〔ITお悩み相談室〕『攻め』と『守り』の2種類のDX 成果の出やすい『守り』から着手【TAIAN 代表取締役 村田磨理子氏】
ITを活用した業務効率の向上を目指す企業は多いと思います。当社も「何から手をつけるべきか?」という相談を多数いただきます。「デジタルツールやデータを活用して生産性を上げよう!」と手当たり次第に動き出す前に、1度整理することをオススメしています。
一般的にDXは『攻めのDX』と『守りのDX』があり、守りのDXから実践していく方が成果を出しやすいです。攻めのDXと守りのDXは、目的とターゲットに違いがあります。攻めのDXは競争力の強化を目的に、顧客や取引先などステークホルダーをターゲットにしているのに対し、守りのDXは業務効率の向上を目的に自社をターゲットにしています。基本的にターゲット規模が小さい方が達成度は上がりますので、守りのDXから実施して、攻めのDXへ進めていくことが大切です。
それでは、ブライダルの現場に置き換えながら『守り』を整えていきましょう。
①IT化できていない業務プロセスはIT化
守りのDXの中で最初のゴールは、業務処理の効率化です。現状の業務を見直す際にIT化できていない業務(そもそも紙に書いている、同じ内容を色々なシステムに入力しているなど)を洗い出すようにしましょう。
・新規来館時にお願いするアンケート
・成約の際の契約書
・パートナー企業への発注書
・席次表の人数を数える・社内各セクションへの情報伝達用請書
・挙式後アンケートなどなど、たくさんある問題をIT化させてデジタルデータに変更していきましょう。
②定期的なシステムの更新
せっかく①にてIT化する業務が見えてきたのであれば、システムを更新し、それぞれから出てくるデータの活用を構築しましょう。
③IT化による業務効率化、コスト削減
入力されたデータをフル活用することにより、関連業務は自動化されます。自動化されるとプランナーの業務で生じていた時間を短縮できたと言えますね。
ここまでで第1 ステップのゴール『業務処理の効率化』が進み出すことになります。「まだ第1 ステップか…」と思われるかもしれませんが、これは大きな第1歩と言えます。
来月からの連載は少し内容を変え、DXによるBefore &Afterの事例を紹介していく予定です。どうぞお楽しみに。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、7月11日号)

