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キーマンに聞く

ーMCプランナー育成ー MCスキルの習得で接客力を劇的向上③ 「です」、「ます」等の【語尾】で印象が変わる 【トルチュリール 代表取締役 玉井美輪氏】

ーMCプランナー育成ー MCスキルの習得で接客力を劇的向上③ 「です」、「ます」等の【語尾】で印象が変わる 【トルチュリール 代表取締役 玉井美輪氏】

婚礼司会で「本日は誠におめでとうございます」と言う時に、語尾の部分の【ます】を上げるか、下げるかによって印象は大きく変わります。日本語の本来持つ抑揚を考えると、大きな弧を描くように語尾はしっかり下げるのが正しいといえます。安っぽいか、品があるように聞こえるか。カジュアルか、それとも披露宴らしい雰囲気であるかという点で、語尾の上げ下げは大きな要素になります。

結婚式の場を盛り上げようとして、語尾を上げるべきという感覚を持っている人は、それは本当に合っているのかを考え直してみることも大切。発する全てにおいて意識すべきは、第三者の耳でどう聞こえているか。人の心にどのように伝わっているのかを、話し手が想像出来た上で発しているかです。司会の意図とイコールになっていなければ、一日を通して新郎新婦やゲストは理由も分からずどこか居心地の悪さを感じてしまっているかもしれません。

語尾を上げてしまう場合によくあるのは、発声も楽なため、いつの間にか癖になってしまっていること。きちんとした発声をするためには、そのための正しい姿勢があり、声をコントロールするベースになります。また声帯に圧力をかけずに、お腹の底からポンプを使って息を送り出していなければ、下げた語尾は曇って聞こえますし、その発声をし続けることで声も枯れやすくなります。きちんとした発声法、姿勢が関連しているからこそ、それを学んでいないとつい楽な方法に、つまり語尾を上げる癖として身についてしまうわけです。

接客などの商談の際にも、何でも語尾を上げてしまうと相手に軽い印象を与えてしまいます。例えばNHKのアナウンサーは、しっかり語尾を下げた話し方をしています。仮に「です」、「ます」の語尾を上げてしまうと、そこばかり強調され、本来伝えたいその前の言葉を消してしまう。商談の場でも、伝えたい部分をしっかりと印象づけるために、語尾はしっかり下げた方が良いと考えます。

ちなみに場を盛り上げるというのは、語尾を上げたからどうなるという問題ではなく、【間】、【抑揚】、【緩急】で変わります。また「おめでとうございます」の前に、どんな言葉を紡いで流れを作るか。その言葉によって、おめでとうの意味も明確となり、シーンに深みも出て、それこそが司会の大切な役割です。

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、8月1日&11日合併号)