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2社が統合し新会社を設立【COURAGE 取締役副社長 矢田泰子氏】

2社が統合し新会社を設立【COURAGE 取締役副社長 矢田泰子氏】

 『Hotel Wedding』、『日本の結婚式』などの雑誌の発行のほか、送客カウンターのウエディングnaviを展開してきたIBJウエディングは、昨年12月29日、IBJからアルバム制作の日本グローイング社への株式譲渡により、1月から新たなスタートを切った。両社は統合し、COURAGE(カレィジ・東京都港区)という社名に変更。送客カウンター事業は分離してそのままIBJが引き継ぐ形となったことで、主力である雑誌・広告事業をさらに強化していく。今後は日本グローイング社の撮影、アルバム制作なども含めて、アニバーサリー企業としての展開も推進。雑誌の編集長を務め、新会社では取締役副社長に就任した矢田泰子氏に、これまでの経緯や今後の施策などを聞いた。

専門性に特化したメディア

――新会社においても、既存の雑誌はこれまで通りに発行していくとのことですが。

矢田「雑誌事業については、これまでも年間16誌を発行していましたが、それぞれのニーズに特化した専門誌にこだわってきたことで、コロナ禍においても販売、広告共に落ち込むことはありませんでした。一方で送客カウンター事業については、婚活のIBJからの成婚者の紹介が毎年増加していたこともあって、集客面ではコロナでも好調だったのですが、やはり施行が減少してしまった影響がありました。カウンターの場合は施行が行われてからの収入となるため、それがコロナでストップすれば厳しくなります。そうした経緯もあり昨年末に事業を分割し、カウンター事業は成婚者の紹介でシナジーのあるIBJがそのまま継続し、雑誌広告事業を新会社で引き継ぐ形になりました。雑誌として発行している『ウエディングnavi』については、カウンターと連動した雑誌であるため、1 月号以降の発行はIBJとの調整によりますが、そのほかの媒体についてはこれまでと同じペースで発行していきます。」

――今後はWEBメディアの強化も進めていくそうですが。

矢田「これまで、雑誌ごとにサイトを制作し、和婚、ホテルW、ドレスなど専門性に特化した情報を発信してきました。この対応は効果もあって、例えば【ウエディングドレス】で検索すると、当社のドレスサイトが検索の最上位に来ています。またSNSで公認花嫁も募集するなど会員化も進めており、雑誌の花嫁レポートなどとも連携することで人気を得ています。今後はWEBから会場や各企業への送客を、いかに実現できるかを重視していきます。またアニバーサリー領域として、WEBメディアの七五三お宮参りナビもスタートする予定です。日本の結婚式の雑誌を通じて、神社とのネットワークもありますので、それをWEBでも展開していきます。」

矢田「もう一つは、これまでも実施してきたPRツール制作事業があります。雑誌制作のノウハウを生かして、ホテルや会場のパンフレット、PR動画を制作。撮影はもちろんのこと、モデルやヘアメイク手配など一気通貫で請け負っていきます。日本グローイングはもともとウエディング撮影も実施してきたこともあり、撮影からアルバム仕上げまでを一括で対応する体制になっています。このノウハウは消費者向けだけでなく、toBでも展開が可能です。」

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、3月11日号)