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配信の著作権申請代行【一般社団法人ブライダル音楽申請システム(Bmas) 代表 夏目哲宏氏】
コロナを機に増加した結婚式のオンライン配信であるが、課題となっていたのが使用する楽曲の著作権手続きだ。会場で流れる市販楽曲を配信するためには、演奏権や複製権などと異なる公衆送信権、送信可能化権の許諾が必要であり、従来とは異なる手続きを求められる。ブライダル法務事務所のブライト(東京都港区)は、昨年11月22日に一般社団法人ブライダル音楽申請システム(Bmas:ビーマス)を設立。申請代行機関として活動するために管理団体との正式な協定関係を構築したことを発表した。代表の夏目哲宏氏に、今後の対応などを聞いた。
システム上で許諾申請
――オンライン配信に関する、音楽著作権の課題を解決できる仕組みを構築しました。
夏目「コロナが落ち着いてきた以降も、オンライン配信を活用して海外在住者や、体調の悪い親族、小さな子供のいる友人に視聴してもらうことで一人でも多くの人に参列してもらおうという動きは続いています。この傾向に対し、音楽著作権の課題がありました。オンライン配信で市販楽曲をそのまま流すには、会場でこれまで対応してきた演奏権、複製権とは異なる、公衆送信権、送信可能化権といった権利の許諾が必要。ただこれまで申請代行の機関もなかったため、使用する1 曲ごとにJASRAC、NexToneどちらの管理楽曲かを調べ、さらに日本レコード協会も含めて申請が求められました。この膨大な手間をかけながら許諾を得られないということもあり、結果として市販楽曲の流れるシーンだけを無音にする、生演奏に切り替えるといった対応を余儀なくされていたのも事実です。こうした状況を解決するために、Bmasでは2年半かけてこの3 者と協議、今年の9 月に申請代行機関となることが決定しました。」
――サービススタートは、いつからになりますか。
夏目「今年中のリリースを予定しています。まだシステムの開発段階につき具体的な詳細はこれからですが、全国のブライダル事業者がオンラインを活用してサービスを展開する際に利用される楽曲に関する公衆送信権及び送信可能化権の申請代行を開始します。サービスの本格始動にあたっては、①利用登録時の負担なし、②利用に際しての固定負担なし、③実際に申請した楽曲のみに応じた使用料発生の3 本柱を重視。許諾料金はJASRACでは、通常の1 曲400円、または包括契約。システムでは、申請曲数によって安価な方を提示するようにしていきます。レコード協会については、直接許諾申請するよりも多少割安な料金設定。手数料についても、事業者に負担のない設定を考えています。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、10月1日号)

