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連載9《プランナーの信頼UP困ったときのQ&A》上司として各スタッフのストレス耐性を事前に把握【フリーウエディングプランナー 仁藤なお子氏】

連載9《プランナーの信頼UP困ったときのQ&A》上司として各スタッフのストレス耐性を事前に把握【フリーウエディングプランナー 仁藤なお子氏】

Q 担当替えになったプランナーへの対応

担当替えというプランナー本人にとってショックな出来事が発生した場合、上司の役割も大切です。前回、「悔しい気持ち、辛い気持ちを絶対に二度としないようにするためにも、最後まで何かしらお手伝いをすべき」と伝えましたが、上司としてそのマインドに導いてあげなければいけません。そこで担当替えになったことを責めすぎると、本人は「向いてないから辞めます」となります。

まずは、本人のショックを受け止めてあげてください。最初に大切なのは、ショックを受けた本人の心の状態を整えてあげることで、さらに言いたいことも吐き出させてあげます。仮に「私は悪くなかった」という想いを持っていた場合でも、一旦は受け止めます。すぐに注意・指導をしても、それは「上司に責められた」という追い打ちにしかなりません。

そもそも今の若い世代の人たちは、「自分らしくて良い」と肯定されながら育ってきています。それが社会人になっていきなり、担当替えという全面否定されているわけです。いわば人生レベルにおいて、初めて訪れた辛い経験であり、それを理解して接するのか、それとも責任を追及するかで、その後を左右します。

実際、私のもとにも、クライアント先のプランナーから直接連絡が来ます。「担当替えになってすごく怒られました。もう無理ですし、この仕事に向いてません」と。そこでまずは「私に連絡してくれて、本当にありがとう」と言うと、少しだけ心も整い、落ち着いて話してくれます。上司としての初動は非常に大切。ただ、上司自身もそうした場合の部下への対応についてレクチャーを受けていないことも多いため、どうしても自らの経験に照らし合わせてしまいがちです。

初動対応と共に、上司は自分の部下のストレス耐性を事前に把握しておくこともオススメします。ストレス耐性は、それぞれ人によって異なります。これは日常の会話を通じ、これまで生きてきて一番の挫折・辛かった経験を聞けばある程度把握できます。

中には小さいころに、親御さんを亡くしたという経験をしているスタッフもいるでしょう。一方で、アルバイトに遅刻をして店長から怒られたことが、これまで一番辛かったというケースもあるかもしれません。そうした話の中から、ストレス耐性を把握しておけば、担当替えに対して本人の辛さの度合いもある程度分かるようになります。それをせず誰にでも同じ対応をし、さらに初動で受け止めることなく厳しく注意・指導をしてしまうと、Aさんはたまたま乗り越えられたかもしれませんが、Bさんはショックを払拭できなくなります。プランナーの道を閉ざしてしまうといったことになりかねません。

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、9月21日号)