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キーマンに聞く

連載7《集客力を高める SNS・フェア攻略法》アカウントのプロフィールは「最小の店舗案内」【ウィーブ 事業運営本部本部長 太田 大資氏】
インスタのリールやフィード投稿で「この式場、良さそう」と興味を持ったユーザーが、次に必ず訪れる場所があります。アカウントのプロフィール画面です。ここで人は、フォローするか、予約するかを、わずか数秒で判断します。いわばお店の玄関口であり、インスタで最も大切な一等地なのです。どれほど素晴らしい投稿を重ねても、この玄関口がきちんと設計されていなければ、ユーザーは次に進まずに離れてしまいます。これまで投稿で積み上げてきた興味関心を、いよいよ予約という行動へ変えていく、その大切な入り口がここです。 ところが多くの式場のプロフィールは、「東京駅から徒歩5 分」、「こだわりの料理で理想の一日を」、「フェア毎日開催中」といった、誰にでも当てはまる施設紹介で終わっています。耳ざわりは良いのですが、どこの式場でも言えてしまう言葉ばかりで、立ち止まったユーザーの心はなかなか動きません。
プロフィールは単なる自己紹介の場ではなく、「この式場を選ぶべき理由」と「今すぐタップすべき理由」を凝縮した、小さな案内ページだと考えてください。鍵は三つです。
一つ目は、ターゲットと価値を一言で伝えること。限られた字数の中で、「誰のためのアカウントか」と「フォローすると何が得られるのか」を明記します。たとえば「ゲスト20名以下の家族婚に特化」と思いきって対象を絞り込み、「年間100組を担当する現役プランナーが、後悔しない式の進め方を毎週お届け」と、誰が発信しているのかまで具体的に示すのです。 漠然と「素敵な結婚式を」と語るより、こうして輪郭をはっきりさせたほうが、フォローする理由が一瞬で伝わり、フォロー率は大きく変わります。
二つ目は、予約をためらう一番の壁を取り除くこと。ユーザーが予約を迷う最大の理由は、「行ったら強引に契約させられるのでは」、「しつこい営業電話が来るのでは」という恐れにあります。そこで予約リンクのすぐ手前に、「強引な営業はありません。無料の安心フェア予約はこちら」と添えます。式場側から先に「しつこい営業はしない」と宣言し、ユーザーが最も恐れている障壁を真正面から外してあげる。この一手間によって、フェア参加の敷居をぐっと下げてくれます。
三つ目は、案内先を一本に絞ること。リンク先は情報の多い総合ホームページではなく、フェア予約に特化したページへ一本化します。選択肢を並べると、人はかえって迷い、結局何も選べなくなってしまうものです。「次に何をすればいいか」で迷わせない、すっきりとした導線こそが、貴重な訪問者の離脱を防いでくれるのです。
プロフィールの作り込みは、認知を行動へと変える、決定的な要素です。せっかく集めた貴重なアクセスを無駄にしないためにも、自社の玄関口を、ただの自己紹介から「安心を約束する案内ページ」へと書き換えてみてください。その小さな一歩が、予約という大きな決断への、確かな後押しになるはずです。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、7月1日号)

