LISTEN to KEYMAN

キーマンに聞く

連載4《プランナーの信頼UP困ったときのQ&A》バランスを揃えなくても良いと安心感を与える【フリーウエディングプランナー 仁藤なお子氏】

連載4《プランナーの信頼UP困ったときのQ&A》バランスを揃えなくても良いと安心感を与える【フリーウエディングプランナー 仁藤なお子氏】

Q ゲスト人数に差がある場合のポイント

新郎新婦それぞれのゲストに人数差がある場合、まずは新規において2 人の不安を解消しなければなりません。通常は人数のばらつきはバランスが悪いと考え、揃えなければいけないという固定概念を持っています。そうした話を聞いた時に、「そうですね」と返すか、それとも「そんなことないですよ」と言うかで、2 人に対する寄り添いの印象は大きく変わります。

プランナーとしては、2 人が本当に招きたい人を呼べば良いと言ってあげるべきです。バランスに対する不安を抱えたままでは、例えば新郎は会社の人を招きたい、一方新婦は招きたくない場合、それならば新郎側もバランスを考えて招待するのを止めようという話になってきます。大切なのは、何故新郎は会社の人を呼びたいと思っているのかを聞いてあげること。その上で、新郎新婦それぞれの関係性があり、それぞれ人生の歩みを振り返った時に招きたい人を考えているのだから、あえて人数を揃えなくても良いと話してあげます。

そもそも、バランスを揃えなければ変だと考えているのは新郎新婦だけで(または新郎新婦と親)、ゲストからすると実際に結婚式が始まってしまえば、新郎の方が多いなどといった席の割合などそれほど気にしません。これは結婚式の日取りを選ぶときと一緒で、新郎新婦や親は大安・友引にこだわっていても、招待状を受け取ったゲストはその日が大安かどうかなど調べないものです。また過去に新郎新婦がゲストとして出席した結婚式で、新郎家と新婦家の割合を分かりますかと聞いてみると、ほとんど分かっていないし覚えていません。「みんなそんなものです」と話せば、人数差に対する2 人の不安は大分解消されます。

大した問題ではないと新郎新婦に安心してもらいますが、とは言えプロのプランナーとしては人数差の内容を把握した上で、当日の工夫も必要になってきます。現実的に人数差が決まってしまっている状況で、例えば親族一同が集まる新郎家に比べて新婦家は家族だけといった場合。2人以上に、列席する新婦家の家族が周りの目を気にしてしまう可能性もあります。

だからこそ気兼ねなく過ごせる工夫は大切で、それを事前に伝え家族の不安も解消します。実際に以前、新郎家の親族20人ほどに対し、新婦家は離婚している母親と妹だけの2 人だけといったこともありました。そうなると当日に向けて2 人の不安は高まってしまいます。新郎新婦は当日に何か対応できないからこそ、2 人に安心して出席し、当日気兼ねなく時間を過ごしてもらうのは、プランナーにしか出来ない大切な役割です。(来月につづく)

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、4月21日号)