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連載4《ファンを増やすためのエンゲージメント向上》多くのスタッフの出迎えでウェルカム感演出【at-heart 代表取締役 稲岡利彦氏】

連載4《ファンを増やすためのエンゲージメント向上》多くのスタッフの出迎えでウェルカム感演出【at-heart 代表取締役 稲岡利彦氏】

今回のテーマは、新郎新婦の来館時のおもてなしです。来館動機として、会場のハード的な部分が2 人の趣味嗜好に合っているというベースがあります。もっとも、そこで徹底的におもてなしを見せることにより、人の部分がクローズアップされていきます。結婚式を作り上げていくのはスタッフであるからこそ、どういう思いを持って結婚式に対して取り組んでいるのかを見せられるのが来館時です。

具体的には、来館15分前に、多くのスタッフで待機をする。駐車場のある地方のゲストハウスであれば、玄関にスタッフが並びます。ホテルであれば、サロンの前でもいいですし、2 、3 人は玄関のところに待機しておくべきでしょう。

最近はチャイムを押してもらってから、迎えに出て行くというスタイルも浸透しています。また駐車場にカメラを設置して、車が来たらプランナーが迎えに行く会場も多いです。だからこそ、多くの人がお迎えすることによって、おもてなし感は高まるわけです。

来館する2 人は土日の見学であれば、結婚式も実施していて打合せもあるだろうことは何となく把握しています。そうした状況でお迎えがなければ、『私たちは邪魔な存在ではないのか』という思いを抱かせてしまう可能性も出てきます。ウェルカムの姿勢を示すためにも、1 人でも多くのスタッフで対応していきます。

お迎え後は、すぐにサロンに案内するよりも、ロビーや玄関周りで少しの時間でも過ごしてもらいます。特に玄関でのおもてなしは重要で、それこそ2 人の大切なゲストをどのように迎えてくれるのかをアピールするチャンス。アテンドの流れも説明し、安心してもらうことができます。当日のゲストの過ごし方を確認してもらうために、例えばロビーに着席してもらって、当日出しているウェルカムドリンクを提供。冬であれば温かいおしぼりを出し、雨や雪の日にはハンドタオルを渡すなど。結婚式当日のおもてなしを、実際に新郎新婦にも体験してもらいます。

この訴求が出来るのは、実は来館時しかありません。新規を9 時に設定している場合、その1 時間後には施行のゲストたちが来館してきます。ヒアリング後や内覧時に案内するのは、人も混雑している状況では難しい。特にゲストへのおもてなしは話すだけではなかなか伝わりにくいこともあるからこそ、来館時に実際に体験してもらってその後の接客に活かしていきます。

ロビーなどの玄関周りは、施行の装飾の準備などをしなければならないケースも。その場合には、装飾している光景を見てもらい、その日の新郎新婦と装飾の意味などを説明すれば、リアルな感情を沸き立たせられます。どのように結婚式を作っているのか、スタッフをPRすることもできます。

詳細はブライダル産業新聞紙面にて、1月1-11日新春特大号)