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キーマンに聞く

業界の移動課題解決にGOが挑む 展開するソリューションの婚礼業界導入事例も【GO GOアプリ事業本部 配車事業企画部部長 森川洸氏×GOアプリ事業本部 配車事業企画部 法人事業グループ 白鞘隆之介氏×GOアプリ事業本部 配車事業企画部 法人事業グループ 川上貴子氏】
ダウンロード数1800万(昨年11月末時点)を誇る、タクシーアプリ『GO』を展開するGO(本社:東京都港区)。一般の個人利用はもちろん、法人サービス『GO BUSINESS』などを通じ、日本のモビリティ産業をアップデートするITサービスを展開している。不定期連載最終回の今号では、GOアプリ事業本部の3人にインタビュー。「タクシー移動を体験価値に変える」と話す3人が考える、今後の未来とは。ブライダル業界における、タクシー活用の可能性などに迫る。(PR)
アプリは1800万DL突破
――タクシーアプリとして、圧倒的な認知度を誇っています。サービスリリース以降の現状を教えてください。
森川「2020年9 月にサービスを開始し、現在アプリのダウンロード数は1800万を突破。タクシーを日常的に利用する人からの認知度は、ピークに到達したと考えています。テレビCMをはじめ、タクシー車体のラッピング広告の効果も大きく、タクシーを日常的に利用しない層からも、一定の認知度は得られているかと。配車はもちろん、そのタクシーが今どこを走っていて、あとどれくらいで来るのかもアプリ上で随時確認できることから、安心感があるという声も利用者から多く上がっています。」
――アプリ利用者の属性は。
森川「男女比で見ると割合はほぼ半々。男性に関しては、いわゆるビジネスパーソンという年代の30〜40代が、ボリュームゾーンです。一方で、女性は今後ブライダル業界の新たなお客様となるであろう20代の利用が多いのが特徴となります。当社に限らずタクシー市場全体で見た時に、20代女性が利用者の中で突出しているかと言えばそうではなく、スマホ1 つでタクシーを呼べるという、アプリ世代との相性の良さが数字として表れてきているのかなと感じます。」
――タクシー利用で想定されるシーンの1 つが、仕事での様々な移動です。2021年10月から、法人サービスの『GO BUSINESS』も展開しています。
白鞘「個人向けとの大きな違いは、『GO』アプリに法人側で管理できる機能を設けているところです。例えば、社員のタクシー利用状況を利用日や乗降地で確認できます。『GO BUSINESS』でのタクシー利用料は企業宛にまとめて請求するので、社員毎のタクシー経費精算コストが一気に下げられます。また、パソコンからのタクシー手配機能も設けています。利用企業は7000社を突破し、移動の発生する様々な企業でご利用いただいています。例えば不動産などの営業車を利用する企業では、一部をタクシーに置き換えて、社用車の維持管理コストを削減するほか、運転が苦手という人も多くなってきている昨今、そのストレスを排除し、本業に集中してもらえるというメリットも上がっています。」
――『GO BUSINESS』における、ブライダル業界での可能性は。
川上「例えば挙式終了後、ゲストのお見送りでタクシーを呼ぶケースも想定されます。また、ドミナント戦略として1 つのエリアに複数施設を展開する企業であれば、新規見学の回遊にも活用可能でしょう。ブライダルはもともと移動シーンが多い業界ですから、企業側がタクシーを手配することは、おもてなしの1 つになるはずです。」
――婚礼業界の移動課題について、どのようにお考えですか。
川上「私自身前職がブライダル業界だったこともあり、昨今の変化から考えると、マイクロバスの課題は1 つ挙げられるかと。特にコロナ禍以降、少人数化の傾向が強くなり、結果としてバス手配の原価と乗車人数のバランスが取れないケースも耳にしています。アクセスがネックになりがちな施設であれば、最寄り駅からの移動サービスはやはり求められますから、そこはぜひ、タクシーも活用していただきたいですね。」
―― ブライダルDXを推進する株式会社TAIANとの協業で、Web招待状・席次表『Concept Marry』と一緒に、デジタルタクシーチケット『GOチケット』を送付できるサービスも始まっています。
川上「業界初の取り組みとして、昨秋から施行もスタートしています。大きなトラブルなどもなく、運用も順調。これに関しては、紙のタクシーチケットの手配や宛名書きなど、プランナーの業務負荷削減に繋げられるのも大きなメリットです。もっとも、年配のゲストなどは紙のチケットの方が使いやすいというケースもあるでしょうから、紙・デジタルを0 か100で考えるのではなく、臨機応変に活用してもらえたら嬉しいです。また、サービスの導入企業はこれまで持込み扱いとなっていたWeb招待状に関して、提携したことで直接カップルに案内できるようにもなったのが特徴。単価アップの観点からも、マネタイズは大きなメリットと言えます。」
複数台の配車も可能に
――昨年11月末からは、『GO』で複数台配車機能もスタートしました。ブライダルシーンでの利用も想定されるかと。
森川「アプリユーザーから多く寄せられていた声の1 つが、この複数台配車機能。例えば、会食やイベント終了後、一定人数が同じ駅まで向かうケースなどに活用いただけるものとなっています。ブライダルシーンも同様で、パーティーのお開き後に会場を出るタイミングは多くのゲストが同じになりますから、そうした際にも活用してもらえると期待しています。これまでは端末1 台につき1 台の配車でしたから、複数のアプリを駆使して1 台ずつ配車していたということも聞いています。一般ユーザーに関しては同時に3 台まで、『G OBUSINESS』で利用のユーザーは10台まで手配できるようになりました。これまでも『GO BUSINESS』においては、PCから複数台配車は対応していたものの、例えば結婚式場であれば1 度バックオフィスに戻ってタクシーを呼ぶという流れでした。今回の機能であればその場でゲストを見送りながらも、複数台のタクシー手配が簡単にできるようになったわけです。」
川上「実際に、アクセス重視の結婚式場もあれば、眺望がポイントの式場もある。アクセスがネックになりがちな後者のような施設は、移動課題を解決できれば、集客・成約面でも大きな強みになるはずです。そうした観点からも様々な展開をしている当社リソースを活用いただくメリットはあると考えます。」
記念日利用にも活用
―― 1 周年のアニバーサリーディナーや、式後の家族を招く夏祭り、クリスマスイベントなど、結婚式から生涯顧客化を図る施設も多く見られています。そうした際のタクシー利用の可能性は。
川上「結婚式当日の移動に関するサービスはもちろんですが、施設への再来を促す際にも、当社サービスの活用が可能でしょう。周年の記念ディナーなど特別なシーンであれば、その移動時間も特別な時間になるように、式場側からタクシーを手配するなど。そうした非日常感を提供することで、生涯顧客化に繋がってくると感じます。式後のイベントなどには子連れで参加するケースも多いでしょうから、タクシーの活用は満足度の面でもポイントになるはずです。」
――今後の展開や展望についてお聞かせください。
森川「利用者の様々な移動ニーズにしっかり応えていくことが、まずは重要との考え。当社はタクシー移動に関するデータも多く保持していますので、その数字ももとにタクシー会社と一緒に協力しながら、より素晴らしい移動体験を提供していきたいですね。」
白鞘「ブライダルに関して言えば、スムーズな移動は満足度アップに繋がるおもてなしの1 つ。結婚式のようにやり直しのきかない催事であればなおさら、移動時間も価値になるようなサービスを目指していけたら。」
川上「GOは婚礼業界の移動課題に向き合うプロジェクトチームを昨年発足しており、昨秋からスタートしたTAIAN社との協業でブライダル領域に本格参入を開始したように、私たち1社だけではなく共創の考えから、ブライダル業界をよりよいものにしていけるのではと考えています。これまであまり目を向けられていなかった移動課題に対して、当社の展開する様々なソリューションをうまく活用してもらうことで、業界の新たな可能性を引き出していきたい。小さなことでも相談頂ければ幸いです。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、1月1-11日新春特大号)

