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キーマンに聞く

連載37《自社運営施設では成約率60% 中小会場の成約率UP》地域と連携したフォトイベントを企画【KAKEHASHI 代表取締役寺田 英史氏】
人宿町で進めている地域資源とウエディングを掛け合わせた取り組みは、次の段階へと進んでいます。11月には「いい夫婦の日」の翌日に当たる23日に、夫婦を対象としたデートフォトを行います。12月には近隣で毎年開催されるクリスマスマーケットの来場者を人宿町へ呼び込むフォトイベントを計画。この両イベントは、実証実験の機会と考えています。
11月の企画は当社のスタッフが記念日コンシェルジュとして、夫婦がどのような1 日を過ごしたいのかをヒアリングするところから始めます。記念日の目的、希望する過ごし方に応じて店選びまで提案。撮影だけでなく、デートそのものをプロデュースする内容です。衣裳、飲食代は含まず、企画と撮影の料金を2 万2000円に設定。1 日3組を想定しています。
12月は人宿町の一角にフォトブースを設け、近隣で開催されるクリスマスマーケット帰りの人に立ち寄ってもらう構想です。無料またはワンコインでの撮影を検討しており、SNSでも告知します。マーケット主催者との直接的な連携はまだありませんが、後々はそれも実現したいと考えています。
目指しているのは、フォトをきっかけに街を訪れる人を増やし、飲食店などへの回遊につなげること。地域のにぎわいが数字として表れれば、地元企業との連携にも意味が生まれます。当社にとっても、企画・撮影の対価を得ながら地域に貢献できる事業となります。さらに自社で結婚式場を運営している強みを生かし、記念日の過ごし方として運営している会場『サンタアムール』の利用促進も可能でしょう。
一方、サンタアムールの状況としては、レストラン利用が増加。営業日は毎月10日程度の確保を目標としています。レストラン名称はあえて会場名ではなく、【森の記念日レストラン エテルニテ】としてプロモーション。インスタの運用もレストラン独自の名称で運用していて、情報発信を強化してきました。以前はシェフを中心に運用していたアカウントですが、名称変更と共に、外部の会社に依頼し記念日利用を前面に打ち出しました。結果、4 月のスタート時には約600人だったフォロワーも、現在は2200人を超えていて、再生回数1 万回を超える動画も複数生まれています。認知度が高まったことで、レストランのアカウントを見て「エテルニテでレストランウエディングをしたい」という問合せも。愛犬と一緒に過ごせることを知り、来館につながった事例です。
もともと結婚式場を探していなかった人にも、レストランという別の入り口から会場を知ってもらえる機会は大切。記念日のレストラン利用を通じた接点によって、新たな婚礼需要の獲得につながり始めているのは理想的で、クリスマスには記念日レストランとして料理の質を重視したディナーも計画しています。日常の祝いの場として認知をさらに広げていく考えです。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、11月1日号)

