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連載31《当日施行力を向上させる サービスのレベルUP》美容スタッフのマルチタスクで効率化実現【at-heart 代表取締役 稲岡利彦氏】

連載31《当日施行力を向上させる サービスのレベルUP》美容スタッフのマルチタスクで効率化実現【at-heart 代表取締役 稲岡利彦氏】

今回は、美容スタッフがオペレーションにどう貢献できるかを考えていきます。まず前提として、美容業界も人が不足している状況で、11月のトップシーズンともなれば人員確保は非常に厳しくなっています。そこで今後は、会場で美容スタッフを雇用しつつ、マルチタスクも考えていくべきかもしれません。

例えば美容スタッフでありながら、新規接客、打合せといったプランナーの役割も担う。その流れで、当日美容も担当する形。また当日にはヘアメイク・着付けだけではなく、介添えも含めたアテンドスタッフとして披露宴中も対応する。最近は美容と介添えを分けて発注する会場も増えていますが、これも見直しが必要かもしれません。

美容スタッフのメリットとしては、美容とプランナーのインセンティブ両方が見込め、収入的にも安定します。また、土日中心ではなく、平日の仕事も安定的に確保できる。例えば出産、育児の時期であっても、平日はプランナーの仕事を中心に対応し、土日は限られたヘアメイクの担当によって、時間の融通も利くようになります。

特に最近は少人数婚も増えているため、こうしたマルチタスクはより求められるようになっています。自社のプランナーの人件費以外に、外部に美容を発注すれば、コスト負担も高まります。それであれば、プランナーと美容の人件費を、1 人で担う形にすることによって、負担は軽減できるわけです。

マルチタスクは、当日のオペレーションの効率化にも繋がります。介添え担当を分けている場合には、それこそヘアメイクの仕事はブライズルームに限られ、一日のうち稼働時間は限られます。施行数の減少によって一日2 組、3組を掛け持ち出来ることも少なくなっていますし、さらに少人数婚であればお色直しも見込めません。結婚式前の限られた時間だけのために外部スタッフを発注するのは非効率であり、さらに美容師の収入も限界が生じます。それであれば、披露宴の時間中にはアテンドをする。そこまで必要ない場合でも、サービススタッフとして新郎新婦のそばで配膳等に対応すれば、サービス一人分の人件費が不要となり、さらに新郎新婦の安心感をもたらします。

マルチタスクの美容スタッフがいれば、列席美容の受注メリットも生まれます。最近は人手不足によって、列席美容を制限しなくてはならない会場も出てきています。マルチタスクの美容人員がいれば、これまでよりも数多く対応することが可能になり、収益も高まっていきます。

こうしたマルチタスク化は、美容のみならず音響や司会などでも検討していくべきタイミングだと思われます。

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、5月11日号)