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連載20《自社運営施設では成約率60% 中小会場の成約率UP》夏の新規は地元開催を獲得するチャンス【KAKEHASHI 代表取締役 寺田英史氏】
GWの集客が思った以上に伸びなかったことを考えると、今夏のお盆シーズンもどこまで集客できるかは不確定要素も大きいといえます。とは言え、地方会場であれば、帰省に伴って結婚式場探しをするカップルがいるのも事実であり、来春までの成約を積み上げておくうえでも大切な新規シーズンであるのは間違いありません。
帰省シーズンに来館するカップルの場合、今住んでいる地域で式を挙げるか、それとも地元にするかの二択からスタートします。地方会場であれば、ゲスト軸を前面に打ち出しながら、実家の家族や親族全員を招待しやすいという側面を強調して、地元開催を勧めていかなければなりません。
最近では会社関係のゲストを呼ばない結婚式も増えていて、だからこそ親族中心で考えるように導き、とはいえそれだけでは少人数化になるため地元の友人まで広げていく。特に地方では、小・中・高校時代といった地元の友人グループが強い繋がりを持っていることもあり、そのネットワークを活かした提案もしていきます。
また、ZOOMなどを活用した、オンラインでの打合せ環境も提案します。わざわざ地元に帰ってこなくても、結婚式準備の安心感を訴求できれば、今は遠方に住んでいる人でも、地元開催を選択しやすくなります。こうしたカップルの場合、閑散期となる夏に、帰省ついでの結婚式を実施してくれやすいというメリットもあります。
もう一つ、夏の時期には新人スタッフの育成強化を積極的に取り組んでおきます。春に入社した新卒スタッフが現場に慣れてきたこのタイミングで、新規接客や打合せ等、少しずつ対応するようになっています。施行が比較的落ち着いている夏の間に、経験を積ませることで、秋の繁忙期に備えるという流れは一般的。多くの会場では、この時期に研修やトレーニングを強化していますが、他の時期に比べて余裕のある夏だからこそ、先輩によるマンツーマン指導を徹底するなど、育成を強化していきます。
話しは変わりますが、現在当社の運営する会場は、成約率も75%に達しています。フルオーダー試食会のスタートにより、成約率が高まりました。フルオーダーは当日の全ての結婚式で対応していましたが、それを試食会でも実施。事前に新郎新婦へのヒアリングを実施し、思い出の味や出身地の食材を取り入れた一皿を用意。オードブルやメイン料理など、カップルごとに異なる内容をサプライズの形で提供しています。試食の際はシェフ自らがその場で説明を行うほか、サービススタッフとのコミュニケーションのキッカケにもなっています。
フルオーダーといった個別で細かな対応は、大手会場では難しいサービスです。中小会場だからこそ、こうしたサービスを提供することで、力のある大手企業との違いが鮮明になり、成約率も高まっていきます。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、6月1日号)

